国分西日本は2月1日、帝国ホテル大阪で「春季展示商談会」を開催。441小間(メーカー288、国分オリジナル52、企画101)・6000品目を出展、得意先など1500人が来場した。
「消費のスイッチを押せ!」をテーマに、生活者の変化を捉え、前向きな消費を共に創るための様々な切り口・商品を提案した。消費傾向はタイパや健康意識を持ちながらも値ごろや無駄を出さない考えが増加。また値上げを実感しているが娯楽・旅行など楽しみへの支出が上昇しているなど、生活者を対象とした調査結果を紹介。
企画提案としては「インバウンドの変化と55年ぶりの大阪・関西万博」として、外国人観光客のリアルな需要に応えるトキ消費・体験型商品や米に合う食材、国分の日本酒セットなどを提案。万博向けには大阪関連商材や米・韓・英に注目した商材をそろえた。また、国分グループは万博でORA外食パビリオンに出店、春夏新商品「だし麺」を展開することもアピールした。
国分グループの低温商品も訴求。クリエイトブランドは年間売上10億円規模に成長、今期は15億円の達成を見込んでおり、チルドつけ麺の「だし麺」や売れ筋品を進化させた「はちみつアーモンドヨーグルト」などの新商品群、昨秋発売の「サキホコレ甘酒」などに期待を寄せる。国分西日本としては日配メーカーとコラボしたフロチル商品を、一歩踏み込んだ提案として紹介。
点数アップに「売場のスキマ活用術」として吊り下げ商品を推奨。カレンダー商材だけでなく、多くの商品にパンチ穴が見られ、専用什器の発達も進んでいることから、カレンダー以外の商品も吊り下げることで点数アップを提案。同社は各地の球場にも酒類を販売しているが、ビールの売り子の衣類に什器を付けておつまみを吊り下げて販売することを提案、一定の効果を得ている。
このほか猛暑対策としての推し活ドリンクやスタミナ涼味麺、子育てファミリーとシニア層への需要掘り下げ、ハレの日提案として「○○の日」の推奨、「西日本MD発掘横丁」などの企画を展開した。こうした多様な企画で小売店舗の後押しを積極的に行う。
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