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全店に拡大 大豆ミート売上が3割増/イトーヨーカ堂

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着実な店頭販促とチラシが奏功

イトーヨーカドー木場店

大豆ミート市場が急成長している。今春はこれまで以上に数多くの新商品が発売され、小売側では大規模店舗を中心に取扱店舗数・商品数がともに急増。現在では消費者向け施策としての店頭販促や、展示方法などにも個性がみられるようになった。

大豆ミートを精肉売り場で販売開始

イトーヨーカドーでは2019年秋から精肉売り場で大豆ミートを販売し、翌20年春には取扱店舗を全店(4月末時点で128店舗)に拡大。21年3月にはひき肉タイプ(マルコメ「大豆のお肉 ミンチ」=店舗内で水戻ししたトレー詰め)の取り扱いをいち早く開始したことで注目され、国内における大豆ミートのもう一段の浸透が示された。

現在では取扱商品数が増え種類も多様化し、店舗により異なるものの15種類程度を取りそろえる。これにより売上高は年々増加し、直近1~4月の売上高は前年同期比で約3割伸長した。

しかし、伸長要因は単なる大豆ミート人気だけではない。売り場では大豆ミートの存在が一目で分かるようPOPなどで視認性を高め、パック売りひき肉タイプには大きなラベルを配して動物ひき肉との誤認を防止。価格も動物ひき肉より約3割安い100g98円に設定した。また、カレー・中華料理フェアなどの際には告知チラシに大豆ミート使用のレシピを掲載し、健康と環境の両方に良い食材として紹介している。

使いやすく水戻ししてトレー詰めに

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