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ハーベス大久保を一新/近商ストア

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利便性やサービスで〝マイストア〟を目指す

駅需要取り込みにデリカ強化のハーベス大久保店

近商ストアは11月5日、ハーベス大久保店(京都府宇治市)をリニューアルオープン。近鉄大久保駅高架下に位置する店舗で、駅の耐震補強工事に合わせ店舗改装した。

店舗改装は顧客の声を反映し、通路幅を広く取り買い回りやすくした。南北2カ所の出入り口周辺は、駅に近い北側にデリカ、南側に農産売り場を設置。また、照明の照度を上げたほか、外光も取り込めるようにした。

1.5~2㎞商圏には60歳代以上が多く、休憩スペースを設ける一方、駅利用者や30~40歳代の若者層を取り込むためにデリカを強化。現状は20%程度の構成比を25%まで引き上げる。

また競合激化のエリアのため価格提案を行うが、オリジナルブランド「ハーベスクオリティ」など、こだわり商材は旧店舗で13%だった構成比を18%に高めた。チラシに依存せず、利便性やサービス、安心感などで利用者の〝マイストア〟を目指す。なお、ハーベスクオリティは全社で1.5%の構成比で50アイテムを展開。5年後には4%、80アイテムに拡大する。

ミールキット、レンジアップなど簡便調理品も強化。また、酒類や菓子など加工食品では、京都の地元商材を豊富にそろえた。従来、大久保駅の1日当たりの利用者は2.5万人で、一時期は3割程度減少していたが、現在は回復基調にある。売り場や商品の充実に加え、セミセルフレジの新規導入などサービス面も強化し、駅利用者の需要確保に取り組む。

【ハーベス大久保店】所在地/京都府宇治市広野町西裏1-46▽構造/鉄骨造1階建(一部2階建)▽店長/川勝啓之▽従業員数/46.5人(社員10人)▽年商計画/13億円(構成比〈%〉農産14.3、水産9.6、精肉11.8、デリカ19.3、ドライ21.4、日配20.6、住関3、食品品目数は約5500)▽投資/2.7億円

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