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「駅前店」大幅リニューアル/関西スーパー

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700品目超で健康提案

駅前店は阪急伊丹駅からも直結した好立地

関西スーパーマーケットは8月1日、「駅前店」(兵庫県伊丹市、伊丹ショッピングデパート内)をリニューアルオープンした。同店舗は1971年に開業、2008年に大型改装を行っている。本社1階の中央店と近接した商業施設内の店舗で、中央店などとのドミナントをより強固にし、地元顧客の食生活をサポートする。

同社では5年前の中央店改装を契機に既存店の刷新に注力し、中央店同様の新型改装店舗としては15店舗目となる。特に今回はコロナ禍における大型改装とあって、300坪規模の売り場ながら衛生面での設備導入や多岐にわたる健康提案に注力した。

売り場はカゴなどの消毒、試食やデリカばら売りの中止などに加え、アルコール自動手指消毒器を店頭に設置。また、レジガードやサッカー台ガードに加え、同店舗からの取り組みとしてインフォーメーションにも透明板を設置。こうした新型コロナ対策は店頭配布物でも紹介し、今がコロナ禍であることを改めて告知している。

またデリカステーションや、サラダステーションを充実。そのほかにも健康訴求型の商品では生鮮・デリカ、加工食品の17カテゴリー・700アイテム超で「くらしの健康を応援」商品をそろえている。

デリカでは鮮度感の高い魚や肉商材を提案。その一方で酢や減塩しょうゆ、希少糖などを使用した和総菜もバラエティ豊かにラインアップ。鉄板調理のお好み焼き、大豆ミートハンバーグ弁当など、多様な需要に対応する。サラダでは肉や魚、ハーブやスプラウトなどのトッピング材料とドレッシングは種類豊富に。また徳島県からの生産者直送野菜などを販売する「すきとく市」も、鮮度の高い農産品として認知度が高まっている。

産地や原料などにこだわり、安心・安全を訴求する「当社自慢の品」は、減塩や「からだデリ」など分かりやすい健康提案に注力。加食ではビフィズス菌BB―12を使用した「北海道産生乳100%ヨーグルト」や自然のうま味を引き出した「えびの高原ハム・ウインナー」ほか、ベジミートや納豆を充実。魚介・肉と野菜をバランス良く組み合わせ、容器ごとレンジ調理が可能な生鮮レンジ商品も用意した。

さらに神戸屋、カゴメとコラボ開発した、夏場に食べやすい健康蒸しパン「神戸屋 野菜と果実のジュース蒸し」は、同社限定で発売(8月1~9月30日までの期間限定)。野菜ジュース入りの蒸しパンと野菜ジュース入りゼリーの2層仕立てで、関西の野菜不足解消に貢献する。

商圏は500m圏で人口1万2500人、1㎞圏は3.2万人程度と足元が厚いほか、バス利用者も多く、遠方からの来店も見込まれる。このため、売り上げは旧店舗比の2桁増を目指す。

【駅前店概要】所在地/兵庫県伊丹市中央1―1―1▽売場面積/1121㎡▽駐車台数/572台(協力駐車場4カ所合計)▽営業時間/9~22時▽店長/黒瀬大地▽従業員数/70.3人(正社員19人)▽売上構成比(品目数)/グロサリー36%(6600)、生鮮、デリカおよび日配46・5%(9935)

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