大阪のイベント会場に2000人が詰めかけた
Mizkanは12月18日、ディアモール大阪ディーズスクエアで「Mizkan HAPPY鍋クリスマス」を行った。
近年の天候不順により、季節商材の販売が難しい状況が続いている。同社では、これを打開すべく冷夏だった夏場に〝春夏にも鍋で野菜〟を東北で提案したところ、鍋調味料が前年比3割増。今回のイベントは、これに続く提案として大阪での開催となった。
会場では「今年の鍋は〝+チーズ〟」をテーマに、クリスマスにぴったりの鍋のおいしさや楽しさを紹介。集まったお客さんは同社の鍋つゆ商品「こなべっち ごま豆乳鍋つゆ」「同 キムチ鍋つゆ」を使用した鍋メニューのうち、どちらがクリスマスに食べる鍋として適しているかシールを貼って投票。またフォトスポットでの写真撮影やアンケートに回答すると、同社製品や鍋ブックなど記念品が贈られた。
和風の鍋メニューをクリスマスに提案すべく、「こなべっち」を使ったメニューはいずれもチーズ入りを提案。ごま豆乳はモッツァレラチーズがのびる楽しさを表現した「モッツァレラチーズがのびて楽しいごま豆乳鍋」、キムチ鍋はカマンベールなどにより、洋メニューに大変身する特性を「とろ~りカマンベールのピリ辛ペスカトーレ鍋」として訴求した。
会場のディアモール大阪は、1日当たり40万人程度が通行するエリアだけに、同イベントにはおよそ2000人もの人たちが集まった。暖冬による鍋の敬遠傾向はどこ吹く風で、大阪支店などのMizkanスタッフ10人は驚きを隠せない。季節のズレなどから提案しづらさもあるが、決して鍋メニュー自体の人気が低下していないことを証明するほどにイベントは活況を見せた。今後は店頭でも4月までは鍋の商戦期間とするなど、需要獲得に向けた対策が必要と思われる。
なお、クリスマスに適した鍋メニューへの投票結果は「モッツァレラチーズがのびて楽しいごま豆乳鍋」1041票、「とろ~りカマンベールのピリ辛ペスカトーレ鍋」947票で、僅差ながらごま豆乳に軍配が上がった。
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