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テラスモール業態第2弾を千葉・松戸にオープン/住友商事

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松戸北部市場跡地を再開発~食品SMの核テナントはサミットストア

テラスモール松戸 北東側外観

住友商事と住商アーバン開発はシンガポールの政府系投資ファンドGICとの共同開発で進める大型商業施設「テラスモール」シリーズの第2弾、「テラスモール松戸」を千葉県松戸市に10月25日グランドオープン。10月23日に報道陣へ公開された。

住友商事生活資材・不動産部長補佐商業施設事業部長の白石幸成氏

「テラスモール松戸」(敷地:約4.9万㎡、地上4階建て/一部5階建て)は2011年開業の「テラスモール湘南」に続く施設で、松戸北部市場跡地を再開発。「豊かに・楽しむ・毎日の暮らし」をコンセプトに、地域メイド型商業施設を目指した。ターゲットはマルチターゲット、マルチオケージョン。商圏は3km圏26万人、5km圏61万人で、大型の商業施設が少ない。エリア内世帯年収も700万円以上の世帯が6.5万世帯超と優良なマーケット。

テラスモール湘南は開業から8年。開業時420億円だった年商も550億円まで拡大。松戸は初年度270億円、来館者数1060万人を目指す。運営を受託する住商アーバン開発(住商100%子会社)の高野稔彦社長は、本件の立地選定から運営までの全てで携わってきたとし、消費者、テナント、オーナーがWINWINWINの関係とサステナビリティな施設を目指す考えを示した。

関東初出店3店舗、千葉県初出店22店舗、エリア初出店83店舗を含む177店舗のテナントが集積。また、複数のQRコード決済が可能な全館共通QRコード決済端末を導入。飲食店の順番待ちサービス「EPARK」も全13店に採用した。食品スーパーの核テナントには「サミットストア」(テラスモール松戸店)が出店。売場面積1888㎡。松戸市へは2007年以来2店舗目、千葉県内へは10年以来で5店舗目。年商30億円を計画。新しい店づくりの集大成と位置付ける。なお同社の店舗数は東京82、神奈川14、埼玉14、千葉5の115店舗となる。

1階中央のイベントステージは、近隣住民からアンケートで「こもれびステージ」に命名。館外の「けやき広場」ではマルシェなど各種イベントが行われる。3階の「キッズスペースロコロコ」は地元の聖徳大学と共創したキッズスペース。側にはコミュニティルームも完備。随所に居心地の良いサードプレイスを設けた点も特徴。

自然光が差し込む2階レストランゾーン「けやきダイニング」、約750席を設けた3階フードコート「ケヤキッチン」。1階には松戸北部市場ならではの食物販「キタイチバ」ゾーン。全館でバラエティ豊かな核店舗を湾曲したモール通路でつないだ。

エリア内では5年ぶりの映画館となるシネマコンプレックス「ユナイテッド・シネマ」が千葉県初登場。11スクリーン、約1900席を設置した。中でも3つのスクリーンにはIMAXレーザー、4DX、SCREENXといった次世代型映画鑑賞システムを導入。

この他、暮らしのサポート機能を持つ「ネコサポステーション」(ヤマトG)が県内初登場。飲食では地元発祥の人気ラーメン店「中華蕎麦とみ田」が新業態「松戸富田麺桜」を出店。限定メニュー・甘エビ濃厚つけ麺を提供する。また、地元の人気店では洋菓子専門店「patisserie ma―sa」も2号店を出店。老舗ベーカリー「DONQ」は初のベーカリーレストランをプロデュースした。

【テラスモール松戸概況】所在地/千葉県松戸市八ケ崎2-8-1▽敷地面積/約4万9000㎡▽賃貸面積/約4万2000㎡▽総店舗数/177店▽駐車場/約2000台▽駐輪場/約1000台▽建物規模/地上4階建て(一部5階建て)▽電話番号/047-348-1000▽事業主/特定目的会社湘南辻堂インベストメント▽事業者代表/住友商事▽運営受託/住商アーバン開発

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