ど真ん中の味で高い満足度
サントリービールは、おいしさと糖質ゼロを両立したビールの新ブランド「パーフェクトサントリービール」(350ml・500ml缶、オープン価格、アルコール分5.5%)を4月13日から発売する。
新たな生活様式が広がりビールを取り巻く環境や、ビールに求める価値も変化。特にコロナ禍で健康志向が高まっていることに加え、酒税改正によるビールへの追い風も期待できることから、機能性を重視したスタンダードビールに商機があると判断した。
中身の開発には約5年の歳月をかけ、「ザ・プレミアム・モルツ」で培った製法、これまでのビール醸造のノウハウを結集させた特許技術「贅沢飲みごたえ〈糖質0〉製法」を採用。麦芽のうま味を最大限に引き出す「贅沢仕込」と、糖質がゼロになるまでじっくり醗酵させる「贅沢醗酵」により、ビール本来のおいしさと糖質ゼロを併せ持つビールを完成させた。
マーケティング本部の宮下弘至課長は2月24日のオンライン発表会で、「ビールのど真ん中のおいしさと糖質ゼロ両立した、これからの時代のビールだ」と言い切る。事前調査では糖質ゼロ以上にビールとしての力強い味わいが評価され、ネーミングに冠する「パーフェクト」にも恥じない出来だと自信を見せた。
オープン価格だが、店頭では一般的なスタンダードビールと同等の350ml缶198円前後、500ml缶255円前後の見込み。発売に合わせテレビCMなど積極的なプロモーショも予定する。糖質ゼロビールは先行メーカーがあるが、二番煎じではなくサントリーらしいアプローチで新たな市場、酒類全体の活性化を図る。当面は年間販売量300万ケース(大瓶換算)を目指し、中長期的には潜在ニーズは約1億6000万ケースと推定される機能性ビール市場の掘り起こしを本格化する考え。
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