買い物影響レポート第2弾
チラシ・買い物情報サービス「トクバイ」を展開するロコガイド(東京都、穐田誉輝社長)は、「第2回トクバイ 新型コロナウイルス感染症 買い物影響レポート」を開示した。
スーパーマーケットの調査対象は「トクバイ」内でチラシを投稿した1万2234店舗。調査期間は1月5日~5月31日。一般生活者の調査対象は「トクバイ」アプリユーザー772人。調査期間は5月31日~6月1日。指定月日(1月5日週)を100として増減を換算した数値・指数で分析した。
スーパーの調査では、チラシ投稿店舗数が激減し、全国平均で50%、特定警戒8都道府県では約30%まで落ち込んだ(5月3日週実績・20年1月対比)。5月24日週の投稿は回復基調にあり、全国平均で約70%、宣言解除が延びた8都道府県は、全国平均と比べて回復が遅く約60%となった。
緊急事態宣言解除後の生活者の日常全般における意識は「不要不急の外出を控える」72%、「混雑情報を気にする」60%、「掃除・洗濯の回数が増えた」50%が上位。3密を避け、罹患リスクを低減するために衛生的な状態を保つ意識と行動が定着し始めている。
買い物行動は「頻度を減らす」「まとめ買い」「ひとり、少人数での買い物」などの3密を避ける行動が浸透。「キャッシュレス決済を利用」「商品を手に取ることを控える」といった衛生意識、「テイクアウトを利用」「混雑情報を確認」などの意向も拡大した。
情報取得手段はアナログからデジタルへと大きくシフト。利用が増えたものについては「チラシ広告(デジタル)」29%、「ネット広告」24%が上位。利用が減ったものは「お店に直接行く」40%、「チラシ広告(紙)」39%がトップ。
お店から発信してほしい情報は「お店の混雑情報」が50%で、「新たな生活様式」の浸透がうかがえる。お店に継続してほしいサービスは「消毒用アルコールやビニールカーテンを引き続き設置」(68%)、「スタッフはマスクや手袋を着用」(55%)、「現金に触れずに決済」(37%)などの衛生対策が多い。「テイクアウトの継続」(41%)、「出前やデリバリーの継続」(22%)など新たなライフスタイルの継続利用を求める意向も顕在化した。
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