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植物工場で大豆生産、電力自給型プラントを実証/ディッシュウィルなど3社

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アグリ・フードテック企業のディッシュウィルは8月5日、TPR、リバネスと、植物工場における大豆の大規模生産技術の確立に向けた業務提携の覚書(MOU)を締結した。3社は大豆の栽培技術だけでなく、収穫後に発生する茎や葉などの残渣を活用したバイオガス発電の実証にも共同で取り組む。

露地栽培より10~50倍以上の生産性
世界的なたんぱく質需要の拡大が見込まれる一方、大豆は気候変動などによる供給リスクが課題となっている。日本の大豆自給率も約7%にとどまり、安定した国内生産体制の構築が求められている。こうした背景から、3社は環境に左右されにくい植物工場を活用し、露地栽培に比べ10~50倍以上の生産性を目指す。

大豆由来のバイオガス発電による電力自給へ
植物工場は電力コストの高さが課題となるため、今回の実証では、大豆の茎や葉を発酵させてメタンガスを生成し、内燃機関によるバイオガス発電で施設内の電力を自給する仕組みの確立を目指す。廃棄される栽培残渣をエネルギーとして循環利用することで、化石燃料への依存低減と事業性向上の両立を図る。

役割分担では、ディッシュウィルが全体を統括し、大豆の生産から植物性食品の開発・製造・販売までを推進。TPRは大豆専用コンテナ植物工場の設計・運用や発電設備を担当し、リバネスは大学などの研究機関との連携や品種改良、専門家との橋渡しを担う。

3社は2027年4月にかけて実証フィールドの設置、品種改良、栽培サイクルの検証、製品試作を進め、その成果をもとに商用化計画を策定する。将来的には国内でのプラント展開に加え、食料安全保障を課題とする海外への技術・システム輸出も視野に入れる。

会社概要
・株式会社ディッシュウィル(東京都中央区、中村 明生CEO)
創立:2022年7月7日
事業内容:農業、食品加工、食品OEM受託、コンサルティング業等
・TPR株式会社(東京都千代田区、藤城 豪二CEO)
創立:1939年12月
事業内容:自動車エンジン用部品(ピストンリング・シリンダライナ等)および各種ゴム・樹脂・先端素材製品の製造・販売
・株式会社リバネス(東京都新宿区、井上浄COO)
創立:2002年6月14日
事業内容:科学技術分野における教育、人材育成、研究、創業に関する企画・研究・コンサルティング業務など

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