麺質一新、賞味期限延長12カ月へ

ヤマダイの大久保社長㊨と、TOKYO-T'sの下川代表取締役
ヤマダイ(茨城県結城郡)は、2015年9月発売の身体に優しいカップ麺「ヴィーガンヌードル」が10周年を迎えた。同社ではこれを機に、さらに品質に磨きをかけるべく「担担麺」(72g、236Kcal)、「酸辣湯麺」(56g、202Kcal)「醤油」(53g、204Kcal)の3品を9月15日にリニューアル発売する。いずれも麺量は40g、価格は税込237円。
「ヴィーガンヌードル」は、肉・魚などの動物性食材やアルコール不使用の即席麺ブランド。東京・自由が丘のヴィーガン料理専門店「T’sレストラン」の監修により、野菜や香辛料などの素材を活かしてコク深い味わいを作り出した。ヴィーガン・ベジタリアンの人たちをはじめ、宗教上食事制限のある人、卵・乳成分の食物アレルギーを持つ人など幅広い層に好評。現在ではホテルや飛行機内(ANA)でも提供されるなど、海外の人たちにも人気を博している。

発売10周年「ヴィ―ガンヌードル」
今回の品質向上のポイントはノンフライ麺の全面刷新と、賞味期限の延長の大きく2つ。麺は配合・製法を見直し、よりラーメン専門店の食感・味に仕立てた。また「醤油」のみスープをより自然な味わいに改良。そのほか麺の形状も変更し、スープとの相性を高めた。賞味期限では、従来の9カ月から12カ月とし、フードロス削減への貢献や輸出対応力のアップを実現させている。
発売に先駆けて9月2日、T’sレストラン(東京都目黒区自由が丘)で説明会を開催。大久保慶一社長は「ビジネスとして数量的に不成立だが、動物性不使用を欲する人たちが必ずいるとの信念で始めた」と開発の経緯を振り返った。「世界の人たちからの評価も高まっている。時間をかけて商品価値を磨き、20年、30年と大切に広めていきたい」と今後の展開を展望した。
商品を監修しているTOKYO-T'sの下川祠左都代表取締役は「ヤマダイの挑戦力が素晴らしい商品を創り上げた」を称賛。「ヴィーガン対応店舗が少ない地方では『「ヴィーガンヌードル』があれば何も困らない。山に登っても心配がない」など、食の背景で困っている人たちから思いがけないエピソードが届いているという。
なお、発売10周年を記念した3大キャンペーンを展開。①「ヴィーガンヌードル」とのコラボメニュー「復刻!黒酢香る 酸辣湯麺」(税込1430円)をT’sレストランで期間限定発売(9月15日~10月末を予定)②T’sレストラン(先着100人)と、T’sたんたん グランスタ東京(先着150人)で「ヴィーガンヌードル」をプレゼント(各店舗で条件あり)③公式SNSキャンペーン(9月15日~9月28日)を実施。100人に3種をプレゼント。

期間限定で提供されるT’sレストラン「復刻!黒酢香る 酸辣湯麺」
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