ハナマルキ醸造　麹　研究室がキッチンカーに／ハナマルキ

同社初の飲食店プロジェクト第1弾は「代官山蔦屋書店」前で

ハナマルキは、「ハナマルキ醸造　麹　研究室」ブランドのみそ汁とおにぎりを提供するキッチンカーを昨年12月20・21日、東京の代官山蔦屋書店前で展開した。

「ハナマルキ醸造麹研究室」（通称：ハナマルケン）は、ブランドスローガン〝やってみるｉｔｒｙ！〟のもと、麹の可能性を追求し未来を創るブランドとして2023年8月に立ち上げ、田舎みそをはじめ、プリン、チーズ、あめ、八幡屋磯五郎とのコラボレーションによる七味など様々な商品開発を進めてきた。

これまで公式通販サイトや長野県伊那市の「みそ作り体験館」での販売を行ってきたが、さらなるブランドの浸透を図るため同社初の飲食事業と位置付けるキッチンカーでの販売を開始する。第１弾となった代官山蔦屋書店前での出店では、同社グラン・シェフの秋山隆作氏がこだわった「国産野菜と炙り豚バラのおみそ汁」（税込600円）と、「ふっくら塩こうじおにぎり～ほぐし焼き鯖と大葉～」（同250円）の２品を、両日とも各100食提供する。おみそ汁は、非売品の「匠の手仕込みみそ」とハナマルケンの「贅沢長期熟成みそ」をブレンドし、素材にこだわった豆腐やわかめ、国産野菜、炙り豚バラが入った具だくさん。一杯、一杯を温めてから提供する。また、おにぎりは「液体塩こうじ」を使った炊飯したごはん、同じく具材でも「液体塩こうじ」で旨みを引き出した焼き鯖と大葉入り。同社グラン・シェフ秋山隆作氏が考えた抜群の組み合わせが楽しめる。

同ブランドのプロジェクトリーダーを務めるマーケティング部ブランド戦略室長の國吉優子氏は、キッチンカーでの飲食事業開始について柔軟な機動力を挙げ、「新たな技術力発信拠点となる。お客様とのコミュニケーションを図りたい」と語り、今後のブランド戦略の強化につなげていく考えを示した。また今後については同社社員がこの１台を活用し、長野県や首都圏で週末を中心に営業する計画。将来的にはアンテナショップやレストランも視野に入れる。