「関東風」「関西風」分かれ目は東海地方?
キッコーマンは家族や友人同士で集まる機会が増える年末年始に向けて、人気のごちそうメニューである「すき焼き」に関するオンラインアンケートを9月に実施した。対象人数:1158人。
すき焼きを家庭で食べる頻度を調査したところ、「年に2~3回くらい」と回答した人が約38%と最も多く、「年に4~6回くらい」が約30%と続いた。食べるタイミングは「大晦日」「年末」「正月」「正月三が日」のいずれかを選択した人が延べ約55%。一方、「週末」と回答した人は約39%、「平日」と回答した人は約30%となり、年末年始だけでなく普段から食べられていることが分かった。
すき焼きの調理法については、「調味料で割り下をつくる」「市販のすき焼きのたれを使う」「しょうゆ・みりん・砂糖などの調味料を使って調理する」と意見が分かれた。割り下をつくる「関東風」で調理する人は、近畿、四国を除き、全国的に3割を超える結果に。「関東風」で市販のすき焼きのたれを使う人は関東より東側の地域に多く、一方で「関西風」でつくる人は近畿より西側の地域に多かった。調査結果では東海地方が「関東風」「関西風」のゆるやかな境目と言えそうだ。
よく使う食材は牛肉、長ねぎ、焼き豆腐、しらたき、しいたけ、えのき、春菊、白菜を選択した人が50%を超え、すき焼きの定番食材となっている。全国的には、定番の牛肉が人気であるものの、北海道では豚肉を食べると回答した人が約52%、北陸や北関東でも豚肉がよく食べられていることが分かった。鶏肉と回答した人は、牛肉や豚肉と比べると全体的に低い割合だったが、近畿、中国、九州では約15%がすき焼きによく使うと回答した。
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