老舗酒造メーカーが挑む“バター味フード”への新提案!
清酒発祥の地である伊丹で1550年(天文19年)に創業した、老舗酒造メーカーの小西酒造(兵庫県伊丹市、小西新右衛門社長)。
同社の旗艦銘柄である「白雪」は日本最古の清酒銘柄でもあり、酒好きでなくても、1939年(昭和14年)に広告展開した際のキャッチフレーズ「山は富士 酒は白雪」に聞き覚えのある人もいるだろう。
海外進出も早く、1839年(明治26年)にシカゴ万国博覧会に「白雪」を出展して金牌を受賞。現在においても海外での人気は高く、複数の国際コンテストで入賞している。
また小西酒造は、昨年行われた「世界酒蔵ランキング2022」において最高評価となる5つ星を獲得。さらに今年も2位で5つ星を獲得。同ランキングでは2021年に3位、2020年は6位に入賞しており、4年連続での受賞・5つ星となった。
2023年12月11日に学士会館(東京都千代田区)で開催された「世界酒蔵ランキング2023 認定式」には小西酒造の小西新右衛門社長が出席し、受賞の喜びを語るととも「日本酒を世界中の人にもっと知ってほしい」と述べた。
認定式の模様はYouTubeで配信されている。
国内外で日本酒メーカーとしての印象が強い小西酒造だが、輸入ビール事業を始めて今年で35周年を迎えた。1988年(昭和63年)にベルギービールの輸入販売を開始し、現在では清酒とベルギービールの技術を活かしたクラフトビールの製造販売も行っている。
歴史と伝統を継承し、いくつもの“変わらない”ものを守り続ける一方で、時代に則した新たな取り組みにも果敢に挑んでいく――。
そうした社風から今秋、今までにないコンセプトのもと、新たな日本酒が誕生した。
■バター料理とのフードペアリングを楽しむ純米酒「サンキュー バターマッチ」
小西酒造の秋冬新商品として、9月13日に販売開始されたのが「KONISHI サンキュー バターマッチ720ML瓶詰」(720ml、オープン価格)で、自社ECサイトなどで販売。
ネーミングもさることながらこだわりのラベルデザインで、日本酒好きやバター好きから注目されている。
「サンキュー バターマッチ」は、近年注目されている「ガリバタ」などバターを使用した料理にあう日本酒として開発された、アルコール度数が16~17度とやや高めの純米酒。
そのまま飲むと芳醇な香りが口全体に広がり濃厚さを感じるが、キリリとした後味で料理の香り・風味を邪魔せず、飲み終わった後にさっぱり感がある。
最も相性が良いのはバターをたっぷり使用した濃い味の料理で、飲みながら一緒に食べると「サンキュー バターマッチ」特長がよくわかる。
また、オイルフォンデュやキムチチゲなどの鍋料理、アクアパッツァなどバターを使用しない料理にもあい、また違った味わいに。
さらに、クリームたっぷりのスイーツやデザートにあわせるのもオススメで、フルーティーな味わいが際立ち、白ワインのような楽しみ方もできる。
あまった切り餅で作る「バター餅」をはじめ、スープ・シチュー、菓子・スイーツ、手作りチョコレートやケーキなど、冬場は家庭でもバターの使用量が最も多くなる季節。
ありそうでなかったコンセプトのもと誕生した新タイプの日本酒で、今秋は新たな食体験に興じてみるのはいかが。
「小西酒造」公式サイト
https://www.konishi.co.jp
「サンキュー バターマッチ」紹介ページ
https://www.konishi.co.jp/product/junmai/#buttermuch
小西酒造ECサイト(「サンキュー バターマッチ」販売ページ)
https://choujugura.com/products/03751
「世界酒蔵ランキング」公式サイト
http://sakaguraranking.jp/
「世界酒蔵ランキング2023」認定式の模様(YouTube)
https://www.youtube.com/watch?v=YrrTglyTwpY
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