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新ブランドなど独自企画が充実/三井食品

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三井食品フードショーに約2800人が来場

柴田社長が来場者をお出迎え

三井食品は7月12・13日の2日間、東京ビッグサイト南1・2ホールで「三井食品フードショー2023」を開催。約2800人が来場し、各日とも午後は従業員の家族も訪れた。

「明日(みらい)をつくる 食のチカラ」をテーマに、約60社の新規出展メーカーを含む455社(前回461社)が出展。来場者数は前回・パシフィコ横浜開催時(2253人)から1割程増えた。会場入り口から展開された独自企画では、ファミリー・単身・夫婦二人・シニアの4つのペルソナニーズに対応した商品を展示。中でも幼児・介護のダブルケアが必要な課題に対して、独自の冷凍開発商品「マンマプレート」が来場者の関心を集めた。

フードロス対応商品、認証マーク商品、環境配慮型オーガニック商品、プラントベースフードなど、高まるエシカル消費にも着目。2012年の東北復興から取り組む「にっぽん元気マーケット」プロジェクトは、ブランドロゴを一新してオリジナル商品ブランドとして誕生。9月発売の新商品4種を中心に試食・提案に力が入った。グループ会社の取り組みでは、永井商店が「飛騨高山の逸品」を、藤徳物産は「瀬戸内の恵み」の数々、浅井酒類と三井食品東北支社合同で地酒をアピールした。

三井食品全国の社員が推奨商品をエントリーして、書類選考、各地での試食品評会を経た人気上位商品を展示。今後の販売につなげていく。その他、バックヤード向けオリジナルスイーツや、DXツール・機能、Z世代分析、世界各国でのSDGsへの取り組みの現状、2023年のトレンド予測&ワードのパネル展示を展開した。

強みの一つでもある輸入食材では、カフェ業態に「ファッツェル」を提案。再び賑わいを取り戻しつつあるインバウンドやアウトドア需要への対応では、ビールやワインを訴求。ペルーで育ち、80年ぶりに里帰りとなった「みかん」(今年度分は終了)、産地直送野菜を含めた生鮮分野は同社の強化ポイントとなる。「ハートフル畑」から鍋焼うどん、専売商品「築地銀だこ」シリーズを含めた、約150品のオリジナルブランドを一挙展示した。

この他にも地域のチルドスイーツや、今年2月に開催した業務用展示会のメニューコンテストで選ばれた人気メニューをアレンジし、「気分爆上げメニュー」として試飲と試食を実施。ペット関連の充実した提案も同社ならでは。日本酒や焼酎、東北復興応援、3月に包括連携を結んだ広島県の産品も訴求した。

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