明治屋ストアーでも販売開始
百貨店の松屋銀座は、昨年オープンした冷凍食品売り場「ギンザフローズングルメ」で展開する冷凍グルメ第2弾約20品を7月5日から発売する。また冷凍食品のさらなる拡大のために卸売事業も開始し、7月中旬から明治屋ストアーで販売する。
「ギンザフローズングルメ」では、銀座の名店の味などハイクオリティーな冷凍食品が人気を呼び、8月31日のオープン以来好調に推移し半年で予算比150%という売り上げを見せた。その後も順調な売れ行きを見せており、ギフト需要、ECでの購入も増えている。
今回の注目は、名店がひしめき合う東京・浅草に焦点を当てた「浅草グルメ」シリーズ。1905年創業「桜なべ中江」の「桜なべ(1人前)」(税込4,320円)、鰻専門店「駒形前川」の「うなぎの蒲焼(1人前)」(5,200円)、カレー専門店「スパイス スペース ウガヤ」の「キーマカレー(2人前)」(2,700円)をラインアップする。また京都の老舗高級料亭「京懐石 美濃吉本店 竹茂楼」が冷凍食品に初挑戦し、「鱧鍋 すっぽん出汁仕立て(2人前)」(1万800円)、「鱧寿司(2人前)」(6,480円)などを手掛ける。その他にも、都内の名店の味として東日本橋「あひ鴨一品鳥安」の「あひ鴨葛餡がけ 七味仕立て(1人前)」(2,916円)、地方の逸品として群馬県高崎市の「スパゲティー専科 はらっぱ」の「赤唐辛子とにんにくのトマトソーススパゲティ(1人前)」(1,296円)などもそろえる。
6月16日には都内でメディア試食会を開催。松屋銀座食品部営業一課長の今井克俊氏は、「各店と連携を図ることで、安定的な供給体制が構築できている。今回も試作を重ね満足いく味に仕上がった」と自信をにじませた。今年度(3~2月)の「ギンザフローズングルメ」の売上計画は1億円。実店舗、ECだけでなく新たに卸売事業も開始し、まずは明治屋ストアー(広尾、玉川)で約20品販売する。明治屋の磯野太市郎社長は「松屋銀座の冷凍食品は本当に品質が高い。明治屋ストアーでも冷凍食品を強化しており、将来は取り扱い店舗も増やしたい」と展望した。
「ギンザフローズングルメ」オンラインストア
https://store.matsuya.com/cp.html?fkey=reitousyokuhin_2022
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