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新製法で味や香りアップ 二極化戦略で攻勢/ネスレ日本

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ゴールドブレンド大刷新

この秋、ネスレ日本「ネスカフェ ゴールドブレンド」の新たな歴史が始まる。1967年の発売以来、日本のコーヒー文化をけん引してきたロングセラーブランドが、焙煎に着目した新製法で味わいや香りがアップした。

これまでコーヒー生豆を製品ごとにまとめて焙煎していたものを、それぞれの豆に適した条件で焙煎する。それが新たに導入した「スターロースティング製法」だ。徹底した時間・温度管理で50段回以上の焙煎度合いの中から、豆の特長を最大限引き出す。

しかも「ゴールドブレンド」オリジナル、コク深め、香り華やぐ、カフェインレス全4品を同時にリニューアルするのは初めて。いずれも新製法で焙煎した後、絶妙なブレンドにより繊細に織りなす上質な香りと、すっきりした後味を実現。パッケージも金色の面積を大きくし、より洗練されたデザインとなった。

発売日は9月1日。オリジナル、コク深め、香り華やぐは80g瓶/税込1031円、エコ&システムパック65g/722円、ブラックスティック9本/192円、スティックコーヒー10本/226円など。カフェインレスでは80g瓶/1200円、エコ&システムパック60g/860円、ブラックスティック7本/213円、スティックコーヒー7本/226円。

飲料事業本部レギュラーソリュブルコーヒー&RTDビジネス部の髙岡二郎部長は、7月28日のオンライン会見で新製法について「ネスカフェの技術を詰め込んだ」と自信。大規模コミュニケーションを展開し、需要期に向け攻勢を仕掛ける。

またレギュラーソリュブルコーヒーの双璧「ネスカフェ エクセラ」は朝提案を推進する。秋冬のテーマは、二極化する志向に応える「プレミアム&アフォーダブル(値ごろ感)」と「パーソナル」。「ゴールドブレンド」がプレミアムなら、「エクセラ」はアフォーダブルを担う。

19年にリニューアルした味わいは評価が高く、それをいかに伝えるかを課題に挙げ、「ちょっと早起き、輝く私。」をキーメッセージに8〜9月にはテレビCMを約9年ぶりに放映する。家庭内飲用が増えたヘビーユーザーに向け、詰め替え用袋は150gから180g(1161円)にサイズアップする。

パーソナルではスティックを拡充する。「ネスカフェ ゴールドブレンド」オリジナル、コク深め、香り華やぐと、「同 香味焙煎」豊香、柔香の5種類をアソートした「ネスカフェ ブラックスティック セレクション」(15本/506円、45本/1520円)。「ネスカフェ ゴールドブレンド 大人のご褒美」シリーズから、「ヘーゼルナッツプラリネラテ」「アールグレイミルクティー」(各7本/267円)を新発売する。

「オーツラテ」「アーモンドラテ」に続く、「プラントベースラテ」シリーズの第3弾「ネスカフェ ゴールドブレンド ライスラテ」も発売。日本人になじみ深い米の香りと甘みが、コーヒーのコクとマッチし新感覚のラテを提案する。スティック4本/429円、190mlカートカン/213円、1000ml紙パック/537円。

2021年8月9日付

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