FOOD WAVE 2019 TOKYO~新しい価値の創造
伊藤忠食品は6月11・12日、東京国際フォーラムで展示会「FOOD WAVE 2019 TOKYO」を開催。約3000人の得意先が来場した。
テーマは「CHALLENGE FOR INNOVATION~新しい価値の創造~」。会場では同社提案ゾーンを中心に、メーカーブースは東京藤友会幹事会社を中心に19社が出展。さらに一押し商材として78社の商品が展示された。12日に会見した大塚剛執行役員東日本営業本部長は、「今回は新しい価値の創造に力を入れた。来場者からは異業種とのコラボ企画に高い関心が寄せられていた」とコメント。
会場入口すぐでは「注力事業」を紹介。レシピ動画メディア「DELISH KITCHEN」を展開するエブリー社との間で、レシピ動画メディアを活用したリテールサポートプログラムと、リアルタイム対話型の動画EC「ライブコマース」を活用した次世代型プロモーションを展開。さらにエブリーとKDDIが共同運営するライブコマース「CHECK」を展示し、実際にライブ配信を行った。昨年出資した菓子卸・コンフェックスとの取り組みもアピール。菓子ギフトや輸入菓子のクロスMD、コラボレーション菓子等を紹介した。
CSVゾーンでは、富士通とオリックスら3社が共同出資する農場「スマートアグリカルチャー磐田」との取り組みや、徳岡と「BUZET」ブランド、ヤンマーとの4社共創によるビュゼワインの紹介。おなじみ商業高校フードグランプリでは、開発商品の定番導入を提案。食品ロス削減をテーマに取り組む「Foodlive」のCM放映など多彩な展開。
注目のヘルス&ビューティコーナーでは、スパイスコーディネーターマスターの大平美弥氏監修の「Beauty Spice」や、漢方養生指導士・日本メディカルハーブコーディネーターの橋本真季氏監修「HERBS」。さらに「BIOSAKE PARTY」、主婦の友社コラボ企画第7弾「OTONA SALONE」など。
アクティブな毎日を応援する「からだサポート」企画コーナーでは、アスレチックフード・リラックスフード・リカバリーフード・リアクティブフードをテーマに商品展開。ギフトではメーカータイアップ企画などオリジナルギフトに加え、新たに始めたコト・モノギフトを紹介。2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けて盛り上がる観光・インバウンド需要に対しては、「日本セレクション」や東京の手土産の数々を揃えた。
この他、酒類ではワインの選び方やボトル缶清酒の提案。焼酎では今後拡大が予想されるお茶割りを訴求。いま注目のクラフトジンでは和をテーマにした提案を行った。
低温・業務用ゾーンでは、テクニカン社の液体凍結機による「凍眠市場」ブランドを紹介。精肉・鮮魚・惣菜に加え、搾りたての凍結日本酒もアピールし、来場者からの関心を集めた。さらに「TOKYOいいもの食堂」をテーマに、東京の老舗企業を応援するメニューを数多く紹介した。
なおメーカーゾーンでは、合同酒精を加えた19社が出展。さらに一押し商品78社の展示に加え、新たにメディア放映企画として26社が企業CMや企業案内VTRの放映を行った。
WEB先行記事(スライド写真は各12枚)