原宿で「MOTTAINAIクリエイティブユース展」
ネスレ日本と毎日新聞社は、プラスチックごみ削減啓発活動の一環として「MOTTAINAIクリエイティブリユース展in原宿」を3月2~21日までネスカフェ原宿(東京都渋谷区)で開催する。普段は捨ててしまう空きパッケージを使ったアート作品の展示と、植物由来原料の「ネスカフェ」プラントベースラテを使用したカフェメニューを提供する。
ネスレは、外装が紙製の「ネスカフェ エコ&システムパック」「キットカット」の空きパッケージを回収し、文具やアート作品として再利用することで、エシカル消費の認知拡大を図る「MOTTAINAIクリエイティブリユース企画」を昨年から展開。クリエイティブリユースの実験室「IDEA R LAB」代表で、美術普及活動プランナーの大月ヒロ子氏が企画を監修する。
今回のイベントでは企画に賛同した、2人のアーティストと神戸市内の高校生が制作したアート作品や映像で店内を彩る。アーティストのみんなのダンボールマン氏は「鑑賞する緩衝材」をテーマに「キットカット」の空きパッケージを緩衝材に利用する作品や、山添joseph勇氏は「エコ&システムパック」を帯状につないだ作品「球―棒―輪っか」を制作した。
期間中、オーツラテ、アーモンドラテ、ライスラテ(各税込550円)や、植物性素材で作ったハンバーグ、ケバブサンド、プリン、アイスクリークの特別メニュー(860円~)も用意する。
またネスレは、日清紡グループのニッシントーア・岩尾とも環境啓発活動に取り組む。「エコ&システムパック」を繊維に、直営カフェ「ローステリア バイ ネスカフェ三宮」で出たコーヒー残渣を染料に活用した衣服を共同開発した。古紙から生み出した紙糸を使用した繊維を、コーヒーで染色する試みは業界初。Tシャツ、エプロンをネスカフェ原宿のユニフォームとして採用し、今回のイベントでも紹介している。
イベント前日にはメディア体験会を実施し、ネスレ日本飲料事業本部レギュラーソリュブルコーヒー&RTDビジネス部ユニットマネジャーの吉永祐太氏が概要を説明。「廃棄するものを価値あるものに変える、アップサイクルの考え方に気付くきっかけになってほしい」と語り、多くの来場者を期待した。
「ネスカフェ原宿」サイト
https://nestle.jp/entertain/cafe/harajuku/#concept
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