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健康情報を積極的に発信/日本乾燥おから協会

投稿日:2021年4月7日

健康志向追い風に右肩上がりで需要拡大

発表会の様子(左から3人目が石川会長)

日本乾燥おから協会(石川伸会長・18社)は、「おからの日」(4月8日)を前に、記者発表会とセミナーを4月7日にオンラインで開催。乾燥おから市場は、2012年ごろに起きたダイエットブームを契機に右肩上がりで拡大。19年の生産量は過去最高となる2817t(前年比約28%増)となり、今後も健康志向の高まりから、さらなる成長が期待される。

そこで同協会は、おからは食物繊維やタンパク質を豊富に含み、低糖質な食品であるなどの健康情報を積極的に発信。おからパウダーはヨーグルトや飲料などに簡単に加えられるため、メニュー提案も強化していく。プロモーションも充実させ、21年度はレシピ本「おからのおかず」の出版、料理教室とのタイアップ、愛知県知多郡東浦町との公民連携協定、健康効果の調査を実施。さらに今年は、おから親善大使として書家の石井櫻乃氏を起用した。

発表会では代表企業の旭松食品は、グローバルGAP認証大豆を使い、一般的な商品の約1.5倍の食物繊維を含み低糖質な「なめらかおからパウダー120g」。おとうふ工房いしかわは、おから使用の揚げ菓子やパンなども製造。キッコーマンソイフーズは豆乳作りで生まれた、きめ細かさが特長の「豆乳おからパウダー」。さとの雪食品は、水と混ぜれば生おからにもなる「おからパウダー80g」をそれぞれ紹介した。

中でも、みすずコーポレーションでは、機能性表示取得で健康訴求を強化。〝腹部の脂肪を減らす〟「おからパウダー」、こうや豆腐とおからパウダーを配合し、〝肥満気味の人のBMIと高めの血中中性脂肪を減少させる〟「ホットケーキミックス」など、多様なアプローチで製品化を進めている。

石川会長

おから親善大使の石井氏

食品ロス問題専門家の井出氏

セミナーでは、食品ロス問題専門家の井出留美氏が、「おからをおたからに 食品ロスとおからの活用について」をテーマに講演。日本の食品ロスは年間約612万tに上り、処理費用も含めれば約11兆円の損失となる。食品ロス削減は温室効果ガス削減など環境対策にもなり、流通の商慣習の見直しや消費者への啓発活動の必要性を強調した。

また、おからについては、大豆食品であるため畜肉と比べて少ない肥料と水で生産でき、温室効果ガスの排出量も少ないエコな食物であると紹介。しかし食用としての使用量は全体のわずか1%しかなく、食物繊維やイソフラボン、タンパク質などの栄養素を豊富に含む点から、ポテンシャルの高い食品であると言及。お勧めメニューとして、乳酸発酵させることで食物繊維と乳酸菌を同時に取れる乳酸菌おから、ミキサーを使って簡単に作れるおから入りスムージーなどを紹介した。

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