THE FOOD WEEKLY

展示会 関西トピックス

未来が見えるアイデアがある/伊藤忠食品

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FOOD WAVE 2024

5つのキーワードで展示会がスタート

伊藤忠食品は7月3~4日、神戸国際展示場で夏季展示会・FOOD WAVE 2024を「未来が見えるアイデアがある」をテーマに開催。出展・出品数は403社・2461品(惣菜/業務用49・619、日配28・85、冷食17・63〈うち凍眠10・38〉、PB留め型8・10、トレンド67・320、ラグジュアリー30・87、ギフト23・34、ふるさと食むすび181・1243)。得意先約8千人が来場した模様。

オープニングゾーンでは中計経営計画Transform 2025の重点分野を紹介し、生活者の未来を予測する5つのキーワード「時創」「子ども起点」「らしさ」「ホンモノイズム」「和浸」を掲示。これらのキーワードは各コーナーと連動しており詳細資料はQRコードから取得可能にした。

注力するリテールメディアではターゲット、目的に合わせたコンテンツ制作などを紹介。さらにDX販促機器も用意。デジタルキャンペーンを身近に感じてもらえるよう、会場内でデジタルスタンプラリーも開催。さらにデリッシュキッチン(DK)のサイネージ活用による検証事例やメーカー6社とのDK売場コンテストも実施。

惣菜ブースでは四季をテーマとした揚げ物、店内で加工したかのようなアウトパックおにぎり、新ジャンルの寿司、関西圏の野菜を使ったスープやアイスを紹介。日配はPOSや消費者調査などをかけ合わせた、根拠のあるデータを活用した商品作り支援を実施。大阪産(もん)は新進気鋭のベーカリーやご当地和菓子屋など大阪の有力メーカー50品を集めた。またフロチル商品や同社イチ押しのメーカー20社を紹介。

冷食は「凍眠」「ブランド監修商品」「ISC留め型」「全国冷食うまいもの巡り」を企画。凍眠は「時間を止める」のキャッチフレーズ通り、凍結酒や凍眠フルーツなど、最もおいしいタイミングで凍結し、酒蔵や産地に行かなければ味わえない真の旬のおいしさを家庭で楽しめる価値を提案。ブランド監修品はワンランク上の監修スイーツ・惣菜を紹介。留め型は生協、通販向けのオリジナル商品を訴求。全国うまいもの巡りは若手社員が発掘したこだわり品を集めた。

来年の大阪・関西万博向けには近畿2府4県の銘酒を、オリジナルラベルとアソート機能で提案。健康訴求のオリジナル品では、人気のグミをサプリメント的に提案する「サポグミ」を紹介。
今後の流行を予測した商品提案ではエネルギー・タイム・コンビニエンスのパフォーマンスに優れた発掘商品を「3つのパ」として紹介。また万博に向けアジア・アメリカ・ヨーロッパにフォーカスした各エリアのフェア向け商品を提案。さらに若者に人気のシードルも紹介。

昨年話題を呼んだラグジュアリーコーナーは高品質・希少性をテーマに多様な商品をそろえた。高単価なハイブランドの商品群は百貨店外商の会員向けとして関心が高まっており、展示会では希少な酒類や肉類などの試飲・試食が大人気だった。今後、商品セットアップの拠点・大阪ギフトセンターを活用し、ラグジュアリー品や凍結品のアソート提案を強化する。また、ギフト商品は5千円ギフトの伸長とお取り寄せ需要に着目。さらに大阪ギフトセンターを活用し、バンドル販売への提案も合わせて行う。このほか「ふるさと食むすび」ではグループのスハラ食品のイチ押し商品を定番品として提案。また大阪産商品や大阪ゆかりの外食コラボ商品を訴求。

物流ではメーカー、小売とも効率化が図れる車両の活用方法を紹介。庫内作業の改革ではパレットに乗せた商品をスマホアプリがスキャンし、プリンターで出力したラベルを貼るだけの省人化提案や作業が軽減できるパッケージ提案のデモンストレーションを実施。

サステナビリティゾーンでは福岡県の大牟田高校の開発商品を生徒自らが紹介。11月3日に開催する第11回商業高校フードグランプリのアピールも行った。

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