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100周年迎え山崎蒸留所を刷新/サントリー

投稿日:2023年10月16日

工場見学に新たな魅力を

国産ウイスキー発祥の山崎蒸留所

サントリーは山崎蒸留所(大阪府、藤井敬久工場長)が今年100周年の節目を迎えたことを機に、同蒸留所をリニューアル。11月1日から一般公開する。

山﨑蒸留所は1923年に日本初の本格的なモルトウイスキー蒸留所として建設。国産ウイスキー発祥の蒸留所として知られる。万葉の歌に詠まれるほどの名水の里に立地し、ウイスキーの熟成に適した湿潤な環境で、様々な発酵槽や蒸留釜、熟成樽を使い分けながら日本のウイスキーならではの多彩な原酒を生み出し続けている。

リニューアルポイントは、エントランス部分をはじめとした敷地内に、自然との調和を表現した〝杜〟を形成。周辺エリアに生育する草木などを植栽し緑地化した。蒸留釜の銅素材を再利用した鳥居のような門を設置、見学ツアーなどの新たな受付となる山崎ウイスキー館へいざなう。

山崎ウイスキー館内には全て異なる樽から抽出した3千本の原酒を展示。テイスティングラウンジではポットスチルを再利用したバーカウンター、原酒ボトルに向き合うスタンドテーブルや窓外に広がる杜を眺めるローチェアを設置し、贅沢な空間を提供する。

合わせて「山崎」の製造工程を見学できる蒸留所ツアーも刷新。通常の「山﨑蒸留所ものづくりツアー」では、ツアーガイドの案内で歴史や工程を体感できるほか、「山崎」や希少なモルトウイスキー原酒、山崎ハイボールが楽しめる。所要時間・80分、参加費・税込3千円。

「同ツアー プレステージ」は、より多くの体験が楽しめる。仕込工程では発酵槽の中を見ることができるほか、プレステージのみの企画である3階の貯蔵庫の見学も可能。この貯蔵庫ではテイスティング用のサンプルを樽から取り出す工程も見学できる。ガイドだけでなく現役スタッフによる案内や説明も大きな魅力。テイスティングでは「山崎12年」やモルトウイスキー原酒が楽しめる。120分、1万円。

また、飲用体験スペースのゲストルームも新しくなっている。樽材を加工した扉やテーブル、椅子を設置。利用者数は1回あたり抽選で10人までで、当たれば貴重な体験となりそう。

鳥居社長㊥、藤井工場長㊨、福輿伸二チーフブレンダー

10月10日には先行してメディア見学会を実施。鳥井信宏社長は100周年の喜びを語り「ウイスキー事業はサントリーの企業理念を具現化してきた」と話した。同社ではここ10年間でウイスキー関連事業に700億円を投資。うち白州・山崎の基幹蒸留所のリニューアルには約100億円をかけている。山崎蒸留所の来場者数は、今年は下期の半年間で5万人程度を見込んでおり、来年は19年比で104%となる13.5万人の来館を想定している。

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