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関西 酒類

京都ブルワリーの工場見学を4月から再開/サントリーHD

投稿日:2019年3月29日

京都産「プレモル」の認知拡大へさまざまな施策

天然水が育まれる過程を紹介

サントリーホールディングスは、サントリービール「サントリー<天然水のビール工場>京都ブルワリー」(京都府長岡京市)の竣工50周年を記念して工場見学施設の一部を刷新。改修のため2~3月で休止していた工場見学を4月1日から再開する。3月27日に報道陣に公開し、「ザ・プレミアム・モルツ」のプロモーション施策を発表した。

同工場は1969年の竣工から今年で50年。同社では2番目の歴史を誇るブルワリーだ。川崎真吾工場長は「良質な天然水無くして良いビールは作れない」と語るように、同社はビール製造において天然水(原料の約9割)を重視。京都ブルワリーはグループの掲げる「水と生きる」という理念を体現する。

今回の見学施設刷新では、天然水が育まれる過程を実演する装置を新設。雨水などが山や森に染み込み、自然の地層で濾過され良質な天然水になる様子を紹介。一部通路では森を流れる川のせせらぎや鳥の声を流し、まるで天然水の森を歩いているかのような演出も。また、醸造家のものづくり哲学を「自然の恵みを、うまさに活かしきる。」などの言葉で表現。その言葉が映像で床を流れ缶型のオブジェに注ぎ込まれることで「ザ・プレミアム・モルツ」が誕生する演出も新設。工場エントランスからも自然を感じられる。

なお、工場見学では以前と同様に素材へのこだわりも紹介。良質な天然水の使用はもちろん、二条大麦麦芽に希少なダイヤモンド麦芽も加えコクと旨みを引き立たせ、アロマホップに香り高いファインアロマホップを加えるこだわりを紹介。製造法では麦芽本来の旨みと深いコクを引き出すダブルデコクション製法、華やかな香りと良質な苦味を実現するアロマリッチホッピング製法なども紹介する。

下に続く

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また、「ザ・プレミアム・モルツ」のプロモーション施策について、プレミアム戦略部の亀井雅俊氏が説明。泡はビールにしかない価値であり、ビールの履歴書であるとして「ビールのおいしさに直結するのが泡。ビールの選択基準を泡に変える」と力を込めた。同社は昨年から、きめ細かくクリーミーでコクや旨みのある最高の泡を神泡と位置づけプロモーションを展開。18年の販売はおいしさイメージの向上も寄与し、1711万ケース(大瓶換算)で前年規模を維持。ビール市場が5%縮小した中で強さを見せ、19年は1%増の1730万ケースを狙う。

今年も神泡経験率を高める施策を推進。体験型旗艦店の神泡BARの常設、新型神泡サーバーの導入、新テレビCM、全国の食イベントへの出店などを行う。新型電動式神泡サーバーは洗浄作業が不要となった。1秒間に4万回振動の超音波を当てることで店のような神泡が生まれる。家庭用12缶以上の購入でプレゼントする企画で、早くも大きな反響がある。

業務用では神泡品質提供店を4000店増の3万9000店を計画し、〝泡アート〟を実施する。ビールの泡に文字や絵が描けるオリジナルの泡アートマシンを開発し、神泡品質提供店に無料で貸し出す予定(500店)。

また、京都支社が取り組む京都産ザ・プレミアム・モルツプロジェクトでは、ビール大手4社の中で唯一京都に工場を有する点を訴求し、京都産プレモルの認知率を20年に70%(17年21.6%)まで高める方針だ。

そのために京都の料飲店でオリジナルロゴ入り樽生ジョッキを約1200店に導入(18年約1000店)、オリジナルラベルの中瓶の販売を約2300店に拡大(18年約2000店)、オリジナルデザイン缶を年3回80万本発売(18年は年2回54万本)等の施策を展開。また、出張ビアスタンドや先斗町歌舞練場ビアホール、鴨川納涼床でのフェア、京都市内バス停での広告ジャック、京都ブルワリーの工場見学等を計画する。

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