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関西初のスマホ使った決済〝Scan&Go〟導入へ/光洋

投稿日:2021年4月9日

セルフレジ化と連動で

関西初お目見えのScan&Go(KHOYO内本町店)

光洋はKOHYO内本町店で、スマートフォンアプリにより商品の登録から決済を完了する「Scan&Go(スキャン&ゴー)Ignica」を4月8日から導入。同店では3月27日から全レジをフルセルフ型にシフトしており、新たな決済システムの充実で、非接触・混雑緩和に取り組む。

スキャン&ゴーはユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングスが開発した決済サービスで、カスミやマルエツが先行して導入。関西の小売業では光洋が初の導入企業となる。内本町店はオフィスと居住地が混在する都心向け小型店。昼食・夕食需要が高まる時間帯は、狭い店内にレジ待ちの行列ができることが常態化していた。カスミは既に全店導入を果たし、マルエツも5月までに全店での導入を見込むが、光洋は特にレジ待ちなど、より混雑解消が求められる店舗を選定し、上期に3店舗での導入を予定している。

内本町店ではレジに人材が取られる一方でレジ台数を増やせず、オペレーション・顧客満足の両面で課題を抱えていた。スキャン&ゴーとフルセルフレジ(7台中、現金対応型4、キャッシュレス専用3)により、人手不足解消や非接触決済の実現を図る。同店舗は現金・キャッシュレス比率が55:45。新システムの導入でキャッシュレス比率を10%程度高め、この比率を反転させる考えだ。

スマートストアは世界的にさまざまな実験的取り組みが進んでいる。アマゾンゴーのようにゲートを通るだけで決済ができるシステムもあるが、初期投資がかさむ上に現状では従来型のCVSに対し、大幅な優位性を示すまでには至っていない。セルフバーコードスキャンなら、低投資で客にとっても使いやすく、米国でも利用率が急増している。

光洋の場合は1店舗当たりの初期投資が50万円程度(別途月額料金)と安く、個人が所有するスマホで決済まで完結できる利便性がある。顧客が持つクレジット情報をそれぞれが読み込み決済するので、各クレジットカードの特典が引き続き得られるほか、イグニカポイントが100円1ポイント付与される(ポイント有効期限は付与から2年)。

その一方、店舗のレジ打ち業務を低減する分、接客には注力する。同店舗ではレジのフルセルフ化に合わせ、使い方を説明するアテンダントを1人配しており、来店客の問い合わせが増加している。新しい取り組みへの説明を含め、商品関連など店舗からの情報を、人から人へ発信し、顧客とのつながりを強化していく。

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