観光農園の未来も模索
大阪のあべのハルカス近鉄本店で、毎日おいしいいちごが収穫できる。近鉄百貨店が同店の屋上庭園で、有料の収穫イベント「いちごの庭プロジェクト」を3月3日~6月上旬まで開催中。コロナ禍で外出自粛が続く中、来店客に楽しい思い出を提供する。予約制をとり、1回の定員は最大12人までとするなど感染防止対策も徹底した。
コロナ禍で影響を受ける観光農園を応援する考えもある。いちごは観光農園のおさぜん農園(京都・長村善和社長)が供給。同農園は年間2万人が訪れる人気施設だが、コロナ禍で昨年4~5月は来園者が7割減と落ち込んだ。回復してきてはいるが、「新事業として同プロジェクトに期待」(長村社長)と、観光農園の未来を模索する。
会場(約60㎡)では1回に約20分間収穫でき、いちごは2種類。季節により変更の場合あり。果肉が柔らかく甘味が強い「章姫」と、甘味と酸味のバランスがよい「紅ほっぺ」。価格(容器・入場料込み)は3種類用意し、詰め放題式でふたが閉まれば良い。大パック1300円(約13粒が入る)、中パック800円(約8粒)、小パック500円(約5粒)。おさぜん農園が作った、いちごのジャムやチョコレート、ビネガーなどの加工品も販売される。
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