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東北応援!期間限定キャラバンを大阪で/イオンリテール

投稿日:2020年3月9日

近畿圏で初の福島産鮮魚便

賑わう近畿初の「福島鮮魚便」

イオンリテールは3月7~8日、イオン堺北花田店(大阪府堺市)で「福島鮮魚便」の週末キャラバンを実施した。

福島県沖は、カツオやヒラメなど200種類にもおよぶ魚介類が水揚げされ、高い評価を得ていたが、東日本大震災以降、限定漁場での試験操業を強いられている。

松本部長

2017年の沿岸漁業の漁獲量は、震災前の10年間平均の12.6%と低水準で推移しており、同社では18年から福島県水産物の常設コーナー「福島鮮魚便」を首都圏5店舗で開始し現在は10店舗で展開している。今回、近畿圏では初めてとなる「福島鮮魚便」を、2日間限定のキャラバン形式で実施したもの。

福島県の漁場は、今年に入り2カ所増えたとはいえ、依然として限られた産地での漁が続く。水産商品部・松本金蔵部長は「国・産地・イオンが三位一体で販売や安心・安全性の訴求を行う」とした。

特に風評被害などの問題を解消するため、水揚げしてすぐに放射線検査を実施。安全なものだけを出荷していることをホームページなどで伝えており「イオンが安全を担保する」ことを強調した。

今後は大阪、名古屋などで月に1回のペースで同企画の展開を検討している。6月に改正卸売市場法が施行されることも視野に、安全性を伴った産直品の積極展開を図る構えだ。

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