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「chioben」の山本千織氏がこめ油を使っておせち弁当/築野食品工業

投稿日:2019年12月11日

SDGs17項目すべての目標に向けて/築野富美社長

chiobenの山本千織氏が料理のポイントを語る

こめ油大手の築野食品工業(和歌山県伊都郡、築野富美社長)は12月11日、同社が東京・代官山で運営するアンテナショップ・コメユキッチンで、「chioben」で知られる山本千織氏を招き、こめ油の魅力を発信する試食会イベントを行った。

お弁当を詰める自慢の技を披露

山本氏は代々木上原で人気の弁当店「chioben」のオーナーで、各種メディアでも活躍する。今回のイベントでは「こめ油を使った簡単おせち弁当」をテーマに、こめ油の魅力やお弁当の詰めかたのテクニックなどを披露した。「油はオリーブオイルか胡麻油を中心に使っていた」と話す山本氏は、こめ油との出会いを「香りがそんなに強くなく、料理がおいしく仕上がる」とし、自慢の〝たこめし〟には欠かせないという。また、今回のおせち弁当への活用については「実はおせち料理はつくったことがない」と驚かせつつも、「今日のために豪華なお弁当にしました」と腕を振るってくれた。

料理にはこめ油と、全国生産量の7割を占める地元和歌山の山椒を使った山椒香味油を活用。さらに食材にも地元の柿を使った「蕪と柿の山椒香味油和え」や、こめ油を使った「ほうれん草の白和え」のレシピを紹介。持参した食材を自慢の弁当箱に丁寧に詰めていく技を披露した。

同社の築野社長は冒頭あいさつの中で「米ぬか、こめ油、コメを何一つ無駄にしない事業を展開している。SDGs17項目のすべてを目標に頑張っている。世界に誇れる日本の事業」と熱い想いを語った。

また、経営企画室の築野靖子氏は「こめ油は嫌なニオイ成分の発生が少ないから弁当に好適」と話し、こめ油のさまざまな魅力を解説した。

こめ油は酸化しにくく、油酔い物質の発生が少ないことから調理も快適、しかもおいしさが長持ちして、揚げ物では衣に油が残り難い、そして、後片付けが楽といった、まさに主婦の強い味方。もちろん栄養面でも米ぬか由来の植物ステロール、ビタミンE、スーパービタミンE、γ―オリザノールを他の油種よりも豊富に含んでいる。

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