15歳から85歳までの24人が参加
兵庫県乾麺協同組合は6月2日、一般消費者を対象に初めての「そうめん茹でマイスター検定」を兵庫県のイーグレ姫路で開催。乾麺を家庭でよりおいしく食べてもらうため、検定を通じて知識や茹で方のコツなどを紹介する。これまで同組合加盟社社員らが検定試験に臨み43人が資格を取得している。
今回は一般消費者24人が参加。地元を中心に遠くは広島からも参加があり、年齢も15歳から85歳までと幅広く関心の高さが窺えた。まずは乾麺の知識を問う筆記試験を実施。ゆで方や保存方法、製造方法、太さの定義などに関する番号選択式の穴埋め問題を出題。
続いてゆで方の実技試験を実施。まず乾麺100gに対し1Lの水を用意し沸騰させる。麺をパラパラと鍋に入れ、タイマーで時間を図りながらゆでる。鍋の底からかき混ぜて麺が対流するようにし、吹きこぼれそうなら火加減を調整。
ゆであがった麺をザルに移し、すばやく流水で冷ます。ポイントはしっかりともみ洗いしてから氷水につけること。麺のぬめりを取り氷水でしめることで、歯切れが良くコシがあって喉越しも良くなる。そうめんなどは力強く揉み洗いしても切れない。そばは切れやすいので優しく流水にさらすと良い。その後、麺を押さえるなどして水を切り、器に盛れば完成。
検定員は調理工程やゆであがったそうめんを試食し審査。合格者には7月7日の「播州そうめんの日」に認定証を贈呈する予定。伊藤充弘PR委員長(イトメン社長)は「皆さん、とても上手だった。今後は料理人などプロの方にも提案したい」と期待を込めた。
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