MSC認証を積極的に取り組む
業務用食品卸の中谷食品(大阪府東大阪市、中谷修三社長)は、展示会「第19回 中谷食品総合フードフェア」を大阪マーチャンダイズマートで1月29日に開催。昨年ナカガワを吸収合併したことで出展社は15社増の110社85小間に拡大。来場者も前年を上回る約1200人を招待した。
中谷食品は昨年新たにMSC認証等を取得しており会場でもその点をPR。MSC認証は「海のエコラベル」とも呼ばれ、持続可能で環境に配慮した漁業によって獲られる水産物に認められる。豊かな海を守ることにつながる取り組みに対して、中谷社長=写真=は「トレーサビリティがより明確になり、食の豊かさをしっかり守りたい」と意欲を語った。なお、今年度(30年9月―12月)の販売実績は前年並み。105%の目標に向け、展示会で弾みをつける。
会場では人手不足への対応として冷凍食品を拡充。ニチレイフーズは自然解凍品、カゴメはイタリア産の冷凍グリル野菜を通じてユーザーをサポート。健康など生活者の嗜好に対する提案も充実した。ミツカンはお酢ドリンクを販売し、彩りの良さもあって居酒屋等へ導入が進む。はごろもフーズは糖質offのカーボフシリーズを、マルハニチロは糖質offソース焼そばや糖質off炒飯を提案。
完全菜食主義者・ヴィーガンに向けた提案ではマリンフードが動物性原料不使用のシュレッドや冷凍ホットケーキ。ヤマサ醤油は調味料のトレンドを捉えた新商品として焼きあごや花椒を使ったつゆを訴求していた。
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