マスターブレンダ―、ドリュー・メイヴェル氏が解説
国分グループ本社は11月27日、米国ケンタッキー州のバーボンウイスキー「バッファロートレース(蒸留所)」マスタークラスセミナーを東京・港区の品川プリンスホテルで開催した。
バッファロートレースは1773年に創業し、現在米国の蒸留所では最も古い歴史を持つ。名前の由来はケンタッキー州リーズタウンが、かつて野生のバッファローの通り道(トレース)だったことから1999年に改称。ウイスキー専門誌「ウイスキーマガジン」では、2005~07年の3年連続で最も優れた蒸留所に選出している。
セミナーにはバッファロートレースのマスターブレンダ―を15年務めるドリュー・メイヴェル氏が登壇。蒸留所の長い歴史、こだわりのバーボンウイスキーの造り方、マスターブレンダ―としての責務や情熱などを熱く語った。
メイヴェル氏は、世界一のウイスキー造りを掲げ「我々の目標は普遍だ」と明言。品質に一切の妥協は許さず長期熟成により、さまざまな味の追求とレシピの活用をポリシーとすると話した。
また、ウイスキー文化研究所代表の土屋守氏の解説とともに、原酒を含めた6種のウイスキーを試飲。メインブランドである「バッファロートレース」については、バランスが良い味わいと評価。最初のフルーティーさはオレンジやバナナのようでもあり、後味にはオークのドライさがくると表現した。
セミナーの最後にメイヴェル氏は「自分の舌を信じて楽しんでもらいたい」と笑顔を見せ、味わいの表現に困惑する来場者を和ませた。
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