「紅茶花伝」にレモネード
コカ・コーラシステムは今秋「紅茶花伝 クラフティー」シリーズをリニューアルする。10月5日から「レモネード」を新たに投入し、既存品「贅沢しぼりオレンジティー」「贅沢しぼりピーチティー」とともに新ボトルを採用する。9月23日にオンライン会見を開き、日本コカ・コーラマーケティング本部ティーカテゴリーマネージャーの柴田啓佑氏がリニューアルの狙い、プロモーション展開を説明した。
「紅茶花伝 クラフティー」シリーズは2018年3月の発売以来、順調な売れ行きを見せ累計出荷数は2.5億本を突破。100%の手摘みセイロン茶葉を通常の2倍使った風味豊かな紅茶に果汁をたっぷり注ぎ、はちみつでやさしい甘さに仕上げた味わいが支持され、リピート意向も86%と高い。
紅茶飲料市場も近年堅調に推移しており、今年1~6月も前期比106.7%で着地。購入者数だけでなく、購入頻度、購入量も増加傾向にあり、「紅茶花伝」にとっても追い風が吹いている。
新商品「紅茶花伝 クラフティー レモネード」(440mlPETボトル、140円)は、茶葉量2倍の紅茶とはちみつ、そこにレモン果汁(3%)を加え、控えめな甘さに爽やかな酸味が楽しめる。柴田氏は「レモネード」開発の経緯として、昨今の外食におけるレモンブームを挙げた。「コロナの影響でネガティブな雰囲気が続くが、紅茶の華やかさ、レモンの健康感を訴求したい」と市場活性化へ前を向く。
ボトルの形状は、昨年9月にリニューアルし2桁伸長を続ける「紅茶花伝 ロイヤルミルクティー」と統一。「ロイヤルミルクティー」、「クラフティー」シリーズとボトルを合わせることで店頭での視認性アップ、ターゲット層の拡大など相乗効果を期待する。
また柴田氏は「クラフティー」シリーズの成長の鍵はトライアルユーザーの拡大だとし、「まずは1本飲んでもらうために、コミュニケーションにも力を入れる」と話す。10月6日から女優の奈緒を起用した新テレビCM「どれにしよう」篇を放映。ウェブサイトではオリジナルノンアルコールカクテルのレシピ紹介、SNSを活用した250万人規模のサンプリングも予定している。
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