多彩な専門店メニューを紹介
日本アクセスは1月31日、コンベックス岡山で「中四国エリア2019年春季展示会」を開催。得意先1500人が来場した。出展企業は343社。内訳は特別小間16、ドライ112、乳製品8、和日配57、洋日配29、アイス15、冷食10、生鮮・デリカ87。
デリカ提案の一環で中四国独自の企画として、外食産業における専門店ブームを提案するコーナーを設置。また強みである生鮮も差別化カテゴリーとして強化したほか、さらなるフルライン提案として、乾物の新提案や特に今年から注力する生酒・菓子類にも力点を置いた。
生鮮は中四国の仕入れルートによる実績商品や量販店で需要が高まる精肉、鮮魚の惣菜化に向けた提案に注力。農産では戦略商品の「黄色い朝食バナナ」「キウイ革命」「追熟アボカド」を紹介し、加食メーカーとの生鮮コラボや佐賀県の新品種いちご等も提案。水産はマリンアクセス商品の紹介やインストア向け鮮魚惣菜、ギフト系商品も訴求。畜産では味付け加工品や即食商品のインストア向け惣菜の提案を行った。
デリカは付加価値型PB提案として、「極みローストンカツ」「水産フライ」、需要の高い「冷凍キット」の品揃えを拡大。一押しとしては、店頭で特定分野・食材に特化した「専門店」の売り場に集客効果があることから、この成功事例を中食に取り込んで提案。今回はからあげ、焼鳥、コロッケ、とんかつ、天ぷら、コナモンに特化し、そのおいしさを紹介。一方で野菜企画として「ベジカフェ」メニューも紹介した。
ドライでは売り場にアクセントを与えるべく、質の高い乾物紹介として海苔の食べ比べを実施。切干大根にドレッシングを合わせる新たな食べ方を訴求。またチルド幹線物流の構築により、強化中のチルド生酒20銘柄を用意。百貨店などの物産展で人気の非加熱・未ろ過の生酒を、配送・保管とも徹底したチルド管理で行えるため、小売側はロットを気にせず売れた分のみを発注できる魅力がある。さらに外飲みより家飲みにシフトする傾向を追い風に、日本酒と洋食のマリアージュも提案。チルドコーナーでは洋菓子の「スイーツ企画」、和菓子活性を図る「ふくの日」「大福の日」向け提案も実施。
このほかフローズンでは「第6回フローズンアワード」の結果発表や、上期のアイス・冷食の販促提案を紹介。「健康・介護食」では減塩にテーマを置いた健食や無理せずに水分補給ができる介護食を提案。「Mart新商品グランプリ」のランクイン商品、「Delcy」の新商品なども紹介した。また、ラーメンや銘菓、ご飯のお供などを中心に「北海道物産」も行った。
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