来店者数9.3万人超、GFラーメンは6.6万杯以上、合計売上は1.8億円を記録


高村社長㊧、大西氏
ケンミン食品は4月13日~10月13日の半年間、大阪・関西万博会場内「静けさの森」に隣接する「EARTH TABLE~未来食堂~」エリアに「GF RAMEN LAB 大阪・関西万博店」を出店した。会期184日間で来店者数は9.3万人を突破。GFラーメンは6.6万杯を提供し、グルテンフリーメニューの総売上は1.8億円を超えるなど、大きな反響を呼んだ。
国内外で高い人気を誇るラーメンを〝誰もが安心して楽しめる一杯に〟との思いから、同社は「Tsurumen」店主の大西益央氏と2020年から開発を進めてきた。米粉にかんすいを練り込む独自製法で中華麺らしい風味とコシを実現。麺・スープ・トッピングのすべてをグルテンフリー専用工場で仕込み、店舗で調理することで、安全性と本格性を両立した。会期中も改良を続け、8月にはより食感を高めた〝角麺〟の提供も開始した。
店舗は連日盛況で、小麦アレルギーの子供を連れた家族からは「家族全員で同じラーメンを食べられたのは初めて」との声も寄せられた。同社の高村祐輝社長は「食の領域を超え、感動を届ける店になった。グルテンフリーが食の選択肢になる未来を目指したい」と語る。大西氏も「ラーメンを諦めていた方にグルテンフリーの一杯を届けられたことが喜び。万博をきっかけに、欧米での実店舗展開にも挑戦したい」と意欲を示した。
同社は万博をレガシーとして残す取り組みも進める。第1弾として外食店舗「神戸南京町YUNYUN」では「ほぼカニ GF焼ビーフン」を、「YUNYUN ルクア大阪店」では「GFしょうゆラーメン」「GF焼ビーフン」を11月4日から販売。第2弾では「健民ダイニング」で12月限定のランチ・ディナーで「GFしょうゆラーメン」を選べるようにするほか、12月3日・10日・17日・24日の4日間、「GF RAMEN LAB」の間借り営業も実施する予定だ。

店舗内装

こだわり抜いたGFラーメン
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