〝冷感リフレッシュ飲料〟を訴求

㊧中島社長、執行役員・坂本大介マーケティング部長
ダイドードリンコは4月16日、東京都内で春夏新商品に関するメディア向けの懇話会を開催し、新たな炭酸飲料「FRISK SPARKLING GRAPE」(250ml缶、183円)を発表した。人気シリーズ「FRISK SPARKLING」の新フレーバーで、グレープの甘みとフリスク特有の清涼感を組み合わせた味わいが特徴。さらに、GABAを配合し、ストレスや疲労感の軽減効果も期待できるとしている。
同シリーズは昨年SNS上で話題を集め、今回〝冷感リフレッシュ飲料〟という新カテゴリーを掲げ販売を強化していく。今年も猛暑が予想される中、冷涼感を訴求する商品展開によって、夏場の需要喚起と市場活性化を狙う。
会見では中島孝徳社長が登壇し、「創業50周年の注力商品として販売を強化する」と述べた。昨年発売のスタンダード品については「想定を上回るトライアルがあった」と評価し、「今回の新商品を通じて、さらに多くの人に届けていきたい」と意気込みを語った。
また、自動販売機市場の現状については「市場全体は緩やかに下降傾向にあるが、日常に根差した存在としての自販機の価値は変わらない」と述べた。加えて、「近年はソフトドリンクのニーズが高まりつつあり、今後構成比も上昇するだろう」と説明した。
価格に関しては、量販と自販機の価格差に触れ、「価値訴求型と価格訴求型の両軸で商品展開を進め、多様な消費者ニーズに応えていきたい」と方針を示した。
「FRISK SPARKLING GRAPE」は、自動販売機と量販店の両チャネルで5月12日から販売を開始。Xでのフォロー&リポストキャンペーンや、インフルエンサーを活用したプロモーションも予定しており、認知拡大を図る。
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