内食高止まり、自宅五輪で最需要期の7月に期待感
兵庫県手延素麺協同組合(井上猛理事長)は、「揖保乃糸」のPRイベントを兵庫県姫路市の山陽百貨店で7月3日に開催した。感染防止対策を徹底し店舗前にステージや販促物を設置。試食は実施しなかったものの消費者参加型企画を多数用意し関心を呼んでいた。
ミス揖保乃糸によるステージでのPRでは、同百貨店でも人気の手延べそうめんギフト「特選品」「特級品」を紹介。選抜された熟練の生産者によって12月~翌2月の限られた時期に作られる希少価値、コシの強さや舌触りの良さなどの魅力を伝えた。さらに百貨店ギフトセンターからの中継をステージやインスタライブで放映し、幅広い層に情報を発信した。
消費者参加型企画ではインパクト抜群の巨大ガチャポン抽選会が好評。揖保乃糸商品を1000円購入ごとに1回抽選でき、最高級の手延べそうめん「三神」のほか、「ビッグストリームそうめんスライダーメガラスベガス」「揖保乃糸そうめんフロート」など豪華賞品が当たった。抽選にハズレはなく、そうめん2束・麺つゆ小袋3袋をプレゼント。またお楽しみ袋(1000円)も用意し、「特選品」「手延べひやむぎ」「手延べ中華麺 龍の夢」、麺つゆ小袋というお得な中身で早々に完売した。
メニューアンケートも実施し、冷やし鶏だしそうめん半熟たまごのせ、ラタトゥイユそうめん、雪国まいたけ「極」のマリネそうめん、チョップド和風コールスローそうめんの4品にシールで投票してもらい、メニュー冊子も配布。回答者には手延べそうめん2束・うどんスープ・うちわなどのサンプルセットをプレゼント。組合公式Instagram・Twitterアカウントのどちらかをフォローした人にもサンプルセットと麺つゆ小袋を配り、幅広いファン作りに努めた。この他、18㎏木箱の束数当てクイズも実施した。なお、同PRイベントは7月中に九州などでの開催も予定され、乾麺商戦をさらに盛り上げていく。
同組合の家庭用主力品「上級品300g」の今期6月までの出荷状況は、コロナ禍による特需的要素があった前年同期と比べ92%だが、19年比では102%と順調。7月商戦の動向が注視されるが、今年は内食需要の高止まりに加え猛暑予想も出ており追い風を予想。井上理事長は「オリンピック開催で、自宅で手延べそうめんを食べながら観戦する人も増えるのではないか」と期待を寄せた。
今年度最初の店頭イベントを千葉で
兵庫県手延素麺協同組合は、今年度最初の店頭イベントをイオンスタイル新浦安(千葉県)で6月20日に開催。緊急事態宣言下で試食は取り止めたが、感染防止対策を徹底して家族が楽しめる企画を展開した。
ミス揖保乃糸による手延べそうめん「揖保乃糸」の紹介は、密を避けるためにマイクによるPRや館内放送を活用した。また会場では目玉企画となる、インパクト抜群の巨大ガチャガチャ抽選会が子どもたちに大人気。揖保乃糸商品を500円購入ごとに1回抽選でき、「ビッグストリームそうめんスライダーメガラスベガス」や、「揖保乃糸そうめんフロート」など豪華賞品を用意した。抽選にはハズレがなく、手延べそうめん2束や麺つゆ小袋・うどんスープ、うちわのセットがプレゼントされた。
一方、販売商品では、手延べそうめん「上級品」「特級品」のほか、「縒つむぎ」や手延べ中華麺「龍の夢」など珍しいブランドが好評で、18㎏木箱の束数当てクイズも来店客の関心を集めていた。
この他、メニューアンケートの実施や、組合公式Instagram・Twitterを通じたサンプリングなど、より幅広いファン作りを目指した施策も行われた。
なおアンケートは、冷やし鶏だしそうめん半熟たまごのせ、ラタトゥイユそうめん、雪国まいたけ「極」のマリネそうめん、チョップド和風コールスローそうめんの4種で行い、合計352票が集まった。
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