農林水産大臣賞は北海道・川瀬チーズ工房
中央酪農会議(中家徹会長)は10月30日、東京プリンスホテルで「第12回 ALL JAPAN ナチュラルチーズコンテスト」を開催した。
国産ナチュラルチーズの製造技術向上と消費拡大などを目的に1997年から隔年で開催され、農林水産省、農畜産業振興機構、日本乳業技術協会、日本乳業協会、Jミルク、チーズプロフェッショナル協会が後援。今年は国内チーズ生産者、作品数ともに過去最多の86社203品(前回73社160品)が出品した。
同コンテストはナチュラルチーズの専門家およびチーズに造詣の深い著名人が審査員を務め、作品の外観、色調、組織、風味をそれぞれ評価。一次、二次、三次審査をクリアした金賞10品を対象に最終審査を行い、農林水産大臣賞および各賞を選定した。
表彰式冒頭、砂金甚太郎中央酪農会議副会長は「チーズ製造者は海外市場との競争を見据え、品質や安全性の確保はもちろん、地域の特性や独自性をさらに磨き、より高いステージを目指してほしい」と期待を寄せた。
最終審査を勝ち抜いた受賞4作品は次の通り。【各賞】=受賞者「作品名」(部門・都道府県)の順。
【農林水産大臣賞】=川瀬チーズ工房「フリル」(ハード熟成6カ月未満・北海道)▽【農畜産業振興機構理事長賞】=三良坂フロマージュ「じゅくし柿」(シェーヴル・広島県)▽【中央酪農会議会長賞】=しあわせチーズ工房「茂喜登牛(モキトウシ)」(ウオッシュ・北海道)▽【審査員特別賞】=NEEDS「ラクレット」(ハード熟成3カ月未満・北海道)
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