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白だしの啓蒙活動に本腰/ヒガシマル醤油

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少人数の料理教室で丁寧に伝える

この4種のメニュー全てに「白だし」を使用

ヒガシマル醤油は、大阪ガスクッキングスクールが展開する料理教室に協賛、同スクールとコラボした啓蒙活動に今年から本腰を入れ始めた。少人数編成で行われる料理教室こそ、注力商品の「白だし」や「うどんスープ」等の商品特性を、消費者にじっくり伝えていく最適の場と捉えているからだ。

10月10日には同スクール・淀屋橋校で「Simple&DeliciousCooking 時短!簡単!楽うまレシピ」を開催。〝白だしで手間いらず♪ガッツリ!牛すき定食〟をテーマに「京風割烹白だし」活用術が学べる4メニューを紹介した。

当日、参加者が挑戦したメニューは「白だしで!牛すき風玉子とじ丼」「だし香る!和風タラモサラダ」「鮭つみれのすまし汁」「カブラと大葉の香り浅漬け」で、全てのメニューに白だしを活用。白だしといえば近年注目の調味料ながら、だし巻きへの利用がほとんどとされ、家庭内への本格的な浸透はこれから。このため同校インストラクターが考案するメニューに、ヒガシマル醤油・川渕智文課長は「浅漬けへの利用など、メーカーにはないメニューの発想はさすが」と期待を寄せた。

調理前にはインストラクターの熊塩エリさんがメニューについて説明。素材や調理方法等を分かりやすく解説したほか、白だしが使い勝手の良い万能調味料であることも紹介した。

インストラクターの熊塩さんが、メニューや素材、白だしを解説

取材したチームを担当したインストラクター・地道千尋さんの分かりやすい指導もあって、参加者の調理は順調に進み、それぞれの出来栄えには満足した様子。ただ、家庭内で白だしを常用する人は少なく、今のところの万能調味料といえば麺つゆを挙げる人も多い。白だしについては「優しい味わい」「マイルドに仕上がる」と好評。全てのメニューに白だしを使用すると、同じような味わいになるのでは―の問いには「素材、調理方法が違えば味わいも異なる」と話してくれた。

小規模教室が人気

この日に参加した人数は8人。同社は10月の同スクールで14日間(淀屋橋・神戸・京都の各校計)協賛する。また、11月にはうどんスープでの協賛も予定。話が浸透しやすい10~20人規模の料理教室で、参加者一人ずつに想いを伝えていく。

淀屋橋校のキャパシティーは約30人。同スクールの杉本真由美氏は、こうした少人数向けの教室が指示されるのは、家族構成人数の変遷が関係しているという。1世帯に3世代が同居していたころには8人前のレシピが必要で、より大がかりな教室が求められた。世帯当たりの人数が減少している今では、1~2人前のレシピで十分のため、今の世帯人数に見合った規模の教室が必要とされている。もちろん、時代は変われども家庭で確り料理をしたいという想いがあればこそ、こうした需要も沸き起こるのだ。

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