だしのうま味の秘密を紹介
東洋水産は8月8日、兵庫県神戸市の関西工場で、小学生とその保護者を対象とした「マルちゃん夏休み親子工場見学会」を開催。地域社会への貢献活動の一環を目的に関西工場での開催は初めて。午前・午後の部合計で募集人数どおりの約60人が参加。応募倍率は6.5倍となる人気ぶりだった。
開催に際し、山本芳明工場長が「味やおいしさの秘密を知っていただきたい」とあいさつし、家族で楽しみながら食を学んでもらうという見学会の考えを説明。
その後、同社が取り組む即席麺事業などの概要や関西工場、商品の製造工程、各種検査体制導入による安全安心への取り組みなどを映像で紹介。そして見学通路から「赤いきつねうどん」製造ラインを見学。通路には説明パネルも設置され、製造工程や商品特性を分かりやすく紹介。特にだしへのこだわりがおいしさの秘訣だとして、厳選した原料を使用している点や地域によって4種のつゆを展開している点を説明すると参加者は興味津々だった。
工場見学後は食育プログラムを実施し、おいしさを感じる理由やだしの秘密を深掘りして紹介。味覚やだしに含まれるうま味の説明を行い、だしについては鰹節や昆布、にぼし等の原料食材に実際に触れてもらった他、だしの飲み比べも行った。鰹節・昆布・椎茸・複数種のブレンドをそれぞれ試飲してもらうと味の違いが明確に分かり、参加者からは「おいしい」と好評だった。
さらにオリジナルの「赤いきつねうどん」作りにもチャレンジ。具材は油揚げや天ぷら、牛肉など10数種の中から好きなものを選択でき、つゆも北海道・東日本・関西・西日本の4種類から1つを選べる。選択後は手動機械を使い容器の蓋を閉じれば完成で、完成後は早速試食しておいしさを実感。ごぼ天など地域限定具材や他地域のつゆなど普段関西では見かけないものも多くあり、参加者はどれを選ぶか悩みながらも大いに楽しんでいた。館内では同社商品の紹介の他、記念撮影におすすめのスポットも用意され、こちらも好評だった。
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