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圓尾和紀氏が米油をイチオシ/ボーソー油脂

投稿日:2019年2月25日

米油部(こめあぶLOVE)が都内で限定イベント

圓尾氏が米油の魅力を語る

ボーソー油脂とレシピブログが共同で昨年7月にスタートした、米油の魅力を発信するアンバサダープロジェクト「ボーソー米油部(こめあぶLOVE)」は、キックオフイベント以来2度目となる部員限定イベントを2月22日に外苑前アイランドスタジオで開催した。

「ボーソー米油部(こめあぶLOVE)」は料理ブロガー33人が参加し米油の魅力を随時発信。今回のイベントでは同社の米油愛用者であり、管理栄養士としてテレビ等で活躍中の圓尾和紀氏がトークショーに登場。さらにこれまでに部員が投稿したレシピの中から〝マイベストごはんに合う米油レシピ〟を提案。その中から6品を選出し、参加した部員13人による試食が行われた。

米油は精米時に発生する米ぬかを原料に製造される。大さじ1杯(約14g)の米油を作るために1kg以上の玄米が必要。ちなみに同社の米油600gを1本作るためには米俵1俵が必要になる計算だ。市場では国産米ぬか(約60万t)の半分以上、約33万tが搾油用に活用されている。

2018年の国内植物油市場における米油の供給量は第4位の3.5%。菜種油(37.5%)、パーム油(29.9%)、大豆油(17.1%)に続く。植物油の原料はほとんどが海外に依存しており、植物油の自給率はわずか2.4%。そのほとんど(98%)が米油で、自給率向上の役割も果たす。ただ国産米油の供給量はほぼ横ばいの推移が続く。消費者のコメ離れが指摘される中で国産米ぬかの発生量が増えず、15年の米油ブーム以降、不足分は輸入原油で補われている。

同社の事業統括本部長兼営業本部長の後藤正純専務取締役執行役員=写真=は米油市場を解説。4年前は10億円にも満たなかった市場が、ブームのキッカケとなったテレビ報道以降は10倍近い拡大を示し、18年度は70億円規模に迫る。「米油メーカーとして当社製品は〝国産原料〟をより強く発信し、トップアイテムとして市場を牽引したい」と抱負。さらにボーソー米油部(こめあぶLOVE)部長の高橋美奈子営業本部営業第2部販売促進室長は「国産米油は海外米油よりもビタミンEが豊富。貴重な国産油はおいしく、ヘルシー、食料自給率にも貢献できる」と国産原料100%使用の同社家庭用米油製品をアピールした。

なお、昨年7月から今年2月5日までの部員によるレシピ投稿数は605件。総波及効果を84万PVと想定。部活動開始から5カ月後にレシピブログ会員向けに行った米油に対する意識変化の調査では、同社製品の認知度は49.2%(25.3ポイント増)まで大幅に上昇。米油そのものの認知度も90.2%(1.6ポイント増)と高い水準を維持した。使用経験率は49.9%(4.8ポイント増)。同社製品使用は40.2%(1.8ポイント増)という結果に。

なお、圓尾和紀氏はトークショーで糖質制限ブームに警鐘を鳴らした。「短期的には良いが、長期的には老化や寿命が短くなる研究データも出てきた。お勧めしない」とキッパリ。さらに米油については「油汚れが少ない。胃もたれもし難い。しかも国産原料で食料自給率に貢献でき、フードマイレージ的にもおススメしたい」と話した。

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