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腸ツボ刺激で不安疲労を改善/パラミロン研究会

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多糖成分パラミロンの可能性を紹介

講演(左から久保医師、矢澤部門長、内藤医師)

パラミロン研究会は、オンラインセミナー「コロナ禍における新しい社会課題『不安疲労』の実態と『腸ツボ』刺激によるアプローチ」を3月17日に開催。パラミロンはユーグレナ属のみが生成する多糖成分。多くの健康効果で注目される。

登壇者はファシリテーターに矢澤一良早稲田大学ナノ・ライフ創新研究機構規範科学総合研究所ヘルスフード科学部門部門長。講演は、久保明東海大学医学部客員教授/内分泌・糖尿病専門医、内藤裕二京都府立医科大学大学院医学研究科/消化器病専門医が行った。

不安疲労とはコロナ禍で顕在化した新型疲労。「何となくだるい」など身体的疲労感と「やる気が出ない」「不安」などの精神的疲労感が結びついたもの。同研究会が1200人に行った調査では半数以上が不安疲労を感じ、全世代で蔓延していることが明らかに。特に女性に多く、その中でも若年層に多いことから、久保医師は不充分な社会的サポート、生理など女性特有の体調変化に加わる自己の体調への繊細さなどが要因と考察。

疲労の正体は自律神経の機能低下であり副交感神経の働きをスムーズにするため、吐く息を長めにする呼吸、姿勢を正したウォーキング、腸のケアなどの方法を挙げた。パラミロンの摂取で、健康成人は早期に副交感神経活動が優位になり、アスリートは身体的・精神的な疲労感が緩和された研究結果も報告した。

不安疲労解消のために内藤医師が提唱したのが「腸ツボ」(腸管粘膜にあるセンサー)刺激による免疫系・内分泌系・神経系の活性化。脳が感じる不安やストレスと腸には相関関係があり、腸内環境の改善が自律神経のバランス向上につながると説明。水溶性食物繊維を腸内細菌が発酵させ、短鎖脂肪酸を産生することで抗ストレスや認知機能改善作用につながるメカニズムを紹介した。パラミロンは腸ツボに物理的刺激をもたらし、免疫グロブリンA分泌量が増えて免疫力向上を確認したことも報告。コロナ禍でパラミロンへの関心がさらに高まりそうだ。

注目のパラミロン(矢澤部門長)

新型疲労の不安疲労に警鐘(久保医師)

腸ツボ刺激が不安疲労改善(内藤医師)

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