活況なホテルには朝食ビュッフェ提案
キユーピーは1月30日、フードサービス春の新商品説明会を渋谷オフィスで開催。20年春はドレッシング、マヨネーズ類、調理食品、タマゴ加工品など新商品22品を2月13日から発売する。
白井利政執行役員フードサービス本部本部長が19年度業績について、売上高は前年並みで着地したと報告。商品別ではサラダ・惣菜、タマゴが増収だったが、調味料、調理食品がサラダメニューの停滞やアイテムの精鋭化が影響し減収となった。今期は21年度を最終年度とした第9次中期経営計画を軸に、成長市場の中食分野での販売力強化と外食分野の人手不足に対応した商品開発・提案、パン業態の深耕拡大の3つを強化。引き続き旺盛なホテル需要には朝食のビュッフェ向け提案に注力する方針を示した。
今春は注力商品として「ペイザンヌサラダ ドレッシング」(1000ml、30ml/常温)を発売し、シーザーサラダ、コブサラダに次ぐ新たな定番サラダの浸透・定着を図る。「ペイザンヌサラダ」は「田舎風サラダ」という意味で古くからフランスで親しまれているメニュー。卵のコクとハーブの香りが特長のドレッシングには「熟成卵黄」を使用しコク・うま味をプラス。3種のハーブを組み合わせた。
メニュー提案では卵(目玉焼き)、野菜、じゃがいも、生マッシュルームなどを盛り合わせた基本スタイルのサラダをベースに、「ペイザンヌサラダ」を提案。まずは料飲店での定番サラダ化を進め、中食、内食への展開を目指す。
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