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「島耕作」が愛した幻の立ちそばを再現/日清食品

投稿日:2019年8月23日

新開発の太そばを採用し当時の味わいを追求

弘兼憲史氏㊥、菊地剛志氏㊧、マーケティング部の渡邊豪BM

日清食品は大人気漫画「島耕作シリーズ」とコラボレーションした即席カップめん「島耕作も愛した幻の立ちそば 虎ノ門 港屋 辛香るラー油の鶏そば」を9月9日から新発売する。

「島耕作シリーズ」(原作=弘兼憲史)は、1983年から週刊漫画雑誌のモーニング(講談社発行)に「課長 島耕作」として初登場。実社会の時事を取り入れサラリーマンの等身大を描き、シリーズ累計4400万部を超える。今回、モーニング38号(8月22日発売)から、島耕作が会長から〝相談役〟に就任するに当たり、モデルとしてシリーズに幾度となく登場している立ちそば屋「虎ノ門 港屋」(2019年2月に閉店)とのコラボ商品の開発に至った。

「島耕作も愛した幻の立ちそば虎ノ門港屋 辛香るラー油の鶏そば」

食感の良い新開発の太いそば

「島耕作も愛した幻の立ちそば 虎ノ門 港屋 辛香るラー油の鶏そば」は、港屋の味わいをカップ麺として再現。胡椒、山椒、花椒を効かせた甘いカツオだしのつゆで、つるみと歯切れのよい新開発の太そばを合わせた。ピリ辛の〝港屋 辛香るラー油〟で仕上げる。蒸し鶏、ネギ、炒りごま入り。内容量95g(めん72g)、価格228円。販売チャネルはCVSを中心に順次量販店へと広げる。

8月22日に講談社(東京文京区)で行った発表会で、漫画家の弘兼憲史氏は港屋のそばについて「日本そばなのにラー油を使うなど概念が覆った」と話し、漫画に登場するまでのエピソードを紹介。港屋の元店主・菊地剛志氏(KIKUCHI Art Gallery代表)は「さすが日清さんという出来栄え。技術力の凄さはさすが」とコラボ商品の出来栄えを絶賛した。

日清食品マーケティング部第9グループの渡邊豪ブランドマネージャー(BM)は港屋の太いそばの再現に苦労し、開発期間は通常商品の2倍かかったと説明。「カップめんの中でも最高品質のそばの食感に仕上がった」と麺質の高さに自信を見せた。また渡邊BMは有名店だけの商品ではなく、漫画コンテンツと掛け合わせた初の試みだと強調。有名店カップめん分野に「新しい風を送り込みたい」と展望した。

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