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フードロス問題へ沖縄と愛媛で実証実験/ローソン

投稿日:2019年5月20日

ポイント還元と子どもの食事支援へ

売り場でも同プログラムを紹介

ローソンは食品ロス削減プログラム「Another Choice」の実証実験を開始。消費期限が近い商品の購入を通じて、お客へのポイント還元とともに子どもたちにも食事支援が届く仕組みを構築した。

対象商品は削減プログラムシール付きのおにぎりとお弁当。購入者には100円(税別)につき5ポイント(購入の翌月)、同時に支援団体を通じて5ポイントが寄付される。ポイント付与はPontaとdポイント。まずは一人親の多い地域として沖縄(231店、4月末現在)、企画を浸透させやすい地域として愛媛(218店)の両県で6月11日から8月31日の82日間で実施。対象時間は沖縄が16時~23時、愛媛が翌1時まで。ポイントの原資は本部負担となるが好循環が確立すれば軽減され、また廃棄ロス削減が進むことで店利益が上がり加盟店支援にもつながる。

3月末までの年間食品ロスは、計測可能な2500店舗から算出した数値で4万4000tに上る。同社では実験店舗でのお客の購買行動の変化と廃棄実績を踏まえた上で、19年下期に実験エリアを拡大。20年以降には全国展開も視野に入れる。売上あたりの食品ロスを30年までに50%削減(18年度比)を目指す。

ローソンの竹増社長(中央右)と、愛媛県の中村知事(中央左)

5月17日に都内で行った説明会で竹増貞信社長は「(食品ロス削減を)社会貢献につなげられないかと加盟店と一緒に考えた」とプログラム構築のきっかけを説明。

会見に同席した愛媛県の中村時広知事は、県内企業の協力による紙おむつ支給などの子育て支援策を実施するなど、「これからは官民協力がカギを握る」と話した。

食品ロス削減と子供たちの支援をお客と一体となり進める

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