発祥の地・長野県小諸市でも「ジャムに恋する3日間」
日本ジャム工業組合は「ジャムの日」(4月20日)の認知拡大に向けたイベント「ジャムに恋する3日間」を開催。13日には日本のジャム発祥の地・長野県小諸市、19~20日は東京・銀座の長野県アンテナショップ「銀座NAGANO」でジャムの展示、販売、料理提案等で盛況を収めた。
19日はSNSを中心に活躍するインフルエンサーを対象に、料理ユニット「浅間兄弟」のメンバーで小諸市在住の鴨川知征氏がジャムを活用したメニューを紹介した。鴨川氏は「ジャムの材料である果実はさまざまな食材と相性が良い優れた調味料だ」と語り、フレーバーを活かし砂糖の代替や、塩、酢などを加えソース、ドレッシングも手軽に作れることを訴求。
当日は地元、小諸市の食材も持ち込み「レモンジャム風味のリコッタとイチゴ、生ハム巻き」「豚バラ肉とりんごジャムの煮込み」など前菜からメインまで全6品を調理。長野県産のワインも振る舞われ、参加者はジャムメニューとのマリアージュを楽しんだ。
会場には小泉俊博小諸市長も訪れ、小諸市とジャムとの関わりを説明。同市は明治時代から桃やイチゴなど果実の栽培、加工品が盛ん。明治43年4月20日には明治天皇にイチゴジャムを献上した記録もあり、日本のジャム産業の礎を築いてきた。現在4月20日には、学校、保育園の給食でジャムを提供するなど、ジャムの普及啓発活動に力を入れている。小泉市長は「今後もジャムの日を大切にしていきたい」と意気込みを述べた。
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