静岡富士山工場第2工場が稼働
ケンコーマヨネーズは2月4日に稼働を開始した「静岡富士山工場第2工場」(静岡県富士市、富士山フロント工業団地内)を2月13日、専門紙に公開した。
第2工場は焼成たまご専用工場として、14年3月に竣工した静岡富士山工場の敷地内に約41億円を投じ新設。製造ラインは割卵機1台、厚焼き玉子2ライン、だし巻き玉子1ライン、錦糸・オムシート1ラインに加え、第2工場のみに100gの小型製品(厚焼き、だし巻き)2ラインを導入。順次各ラインで製造を開始し、今年4月には6ライン全てを稼働させる。これにより現在約8000t/年の生産能力は、第1、第2工場の合算で最大約1万㌧/年となる見込み。
製造面では第1工場と同様に、包装時に冷却期間を置かず、焼きたてのうちに包装し殺菌・冷却を行うことで出来立ての味と食感を閉じ込める「ホットパック製法」を採用。だし巻きのかつおだしは、工場内で厳選されたかつおの一番だしだけを使用するなど、品質・味の両面で本物の味を追求した。
内覧会では牧立也執行役員静岡富士山工場統括工場長=写真=が第2工場の概要を説明。その中で生産能力の向上と並行し、工場の平準化を進めることで、「作業環境の改善や人材の確保もしやすくなり、作業効率と品質の向上にもつながる」と語った。また、同工場の近隣住民に配慮した取り組みとして、第1工場と第2工場の間に室外機を設置し、騒音・防音対策を徹底した。
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