腸内細菌と体調改善を確認
フジッコは、「腸から考えるフジッコわくわくフォーラム『お豆で〝腸〟元気!』」を10月2日に東京国際フォーラムで開催した。
基調講演では、腸活分野で国内トップの研究者・京都府立医科大学大学院医学研究科教授の内藤裕二氏が「高発酵性食物繊維で見た目も腸も若く保つ」をテーマに講演。また、同社コア事業本部の鍵和田崇氏が考案した5種類の豆を使った「お豆元気弁当」が参加者に提供された。昼食後は内藤氏に加え、ヴァイオリニストの廣津留すみれ氏、健康医療ジャーナリストの西沢邦浩氏、同社イノベーションセンタ―基盤研究グループの渡辺真通氏によるパネルディスカッションが行われた。
100歳以上の人口比率が全国平均で3倍という健康長寿地域、京都府京丹後市の健診データと食生活から見られた、大豆食品と魚を中心とした食生活をクローズアップ。豆類を1日に60g以上摂取することで、フレイルリスクが3分の2に低下することなどが紹介された。
また、世界的にもブルーゾーンと呼ばれる健康長寿地域では植物性たんぱく質の摂取が注目を集めている。豆類は全般的に食物繊維が豊富で、腸内の善玉菌が好む高発酵性食物繊維が豊富に含まれ、肥満や生活習慣病、認知症の予防につながることも分かってきた。
同社は蒸し豆を1日に70g、2週間継続摂取することで腸内環境が変化する調査も実施。腸内細菌と体調の改善を確認し、女性では93%の人が便通改善につながったとしている。豆類の早いうちからの摂取が健康寿命延伸に寄与する可能性を報告した。
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