52年目の大改革で需要拡大へ
右から平光氏、室氏、吉川氏、深水氏
ポッカサッポロフード＆ビバレッジは、「ポッカレモン100」を機能性表示食品（高めの血圧〈収縮期血圧〉を下げる）として９月2日から順次リニューアルする。
「ポッカレモン100」は、レモンの健康成分の1つであるクエン酸が含まれ、クエン酸は血管内皮の筋肉を弛緩させることで血管が拡張し、血小板凝集の抑制や血液凝固を抑制することで血液の流動性が改善され、高めの血圧を下げる効果が確認できたことで、機能性表示食品として120ml（278円）、300ml（556円）、450ml（605円）の3種を順次リニューアルする。中身・価格等の変更はない。10月からはテレビＣＭの放映やＷＥＢ動画を配信。１日に約30ml（大さじ２杯分）、12週間の摂取で血圧が下がることを広めていく。
8月21日には〝発売52年目の大改革〟と題し、サッポロビール本社1階で商品説明会を開催。マーケティング本部ブランドマネジメント部の室晃司担当部長、商品を担当する吉川和彦氏が、1957年に発売された「ニッカレモン」をキッカケに、レモン果汁調味料カテゴリーでトップブランドまで成長し、現在も売り上げを伸ばし続ける「ポッカレモン100」の歴史を解説しながら、今回のリニューアルまでの経緯を説明。今年度は前年比105％の販売計画に取り組み、中長期的な需要増加（家庭内常備率の向上）につなげていく考え方が示された。また、研究開発本部基盤技術研究所基礎研究グループの平光正典氏からは、広島県大崎上島町との長期研究や、生産工場を置く北名古屋市との連携についても報告があった。
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