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夏休みの親子の悩み解消へ/はくばく

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「はくばく『雑』食堂プロジェクト」始動

「はくばく『雑』食堂プロジェクト」始動

はくばくの芦澤氏

はくばくは、児童館や子ども食堂などと手を組み、親子が夏休みに抱えがちな悩みに寄り添う社会連携活動「はくばく『雑』食堂プロジェクト」を始動する。

同社は、創業からある「誰かのために」という考え方のもと、「ちょっとくらい『雑』でも、完璧でなくても良い。あなたの思いやりの『雑』を応援したい」という思いから、「雑」をポジティブに捉えた「雑っていいこと」という考え方を発信。その中で、雑穀と3色食品群の食材を使ったざっくりパーフェクトな栄養バランスの食事「雑な完全食」という、忙しい現代人に寄り添う食の切り口を提案している。

今回は子どもたちの夏休み期間の食事準備の負担や栄養不足などが社会的課題となっていることに着目。同社の雑穀を活用して、食事準備の負担軽減や栄養不足解消、忙しい日々で不足しがちな親子コミュニケーションを促進する働きかけを行いたいという思いからプロジェクトを発足。雑穀米に、枝豆やツナ、コンビーフを混ぜて作った「雑な完全食おにぎり」を考案し、「子どもだけでも、簡単に作れる。親子一緒に作ると、雑談が生まれる。」ことを打ち出す。

第一弾として、八広児童館(東京都墨田区)、高輪子ども中高生プラザ(東京都港区)、鶏眞 子ども食堂(東京都国分寺市)へ、8月中に計600食の「雑な完全食おにぎり」を提供し、親子で雑談しながら楽しめる食育ワークショップを行う。また、学校の夏休みの課題にも使える自由研究シートなども参加者全員にプレゼントする。

8月5日には東京本社(東京都江東区)で発表会を開催し、市場戦略部の芦澤慶氏がプロジェクトの概要を説明。同社の調査によると、働く親にとって夏休み中の食事準備の負担、子どもの栄養に不安を抱えていることが分かった。さらに親子のコミュニケーションの少なさにも悩んでおり、子どもの約6割は「親ともっと話したい」と思っているという。そこで手軽に作れる「雑な完全食おにぎり」であれば、「栄養面、親子のコミュニケーションを肩の力を抜いて取り組める」(芦澤氏)。併せて、雑穀ユーザーの拡大にも期待できる。

発表会では、親子コミュニケーションアドバイザーの天野ひかり氏も登壇。「親は子どもの食事をしっかり準備すべき、という考え方に縛られている」と警鐘を鳴らすと、「もっと雑に緩やかに取り組んでよく、『雑な完全食おにぎり』はもってこいの取り組み」と称賛した。

「雑な完全食おにぎり」を考案

親子コミュニケーションアドバイザーの天野氏㊧

親子のコミュニケーション増にも

「雑っていいこと」サイト
https://hakubaku-zatsu.jp/

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