食通うならす数々の絶品そろえる
サッポロ不動産開発は、リニューアルを進めている恵比寿ガーデンプレイス(東京都渋谷区)の新施設「センタープラザ」の地下2階に食品・生活雑貨フロア「フーディーズガーデン」を4月15日にオープンした。「フーディーズ=食通」を意味し、食に強いこだわりをもつ層に向け、豊かな暮らしを支える場所を目指す。明治屋恵比寿ストアー、スーパー「ライフ」の旗艦店「セントラルスクエア 恵比寿ガーデンプレイス店」など10店舗(1店舗は期間限定)が出店する。
センタープラザは、昨年2月末に閉店した三越恵比寿店(地上2階、地下2階)の跡地。かつての三越の食品売り場利用者や、1㎞圏内に約3万人いる住民、約9万人のオフィスワーカーを狙い「フーディーズガーデン」を先行オープンした。今後地上2階~地下1階には小規模オフィスなどを誘致し、今秋本格オープンを予定している。
初日には川村浩一取締役執行役員と明治屋の磯野太市郎社長、ライフコーポレーションの岩崎高治社長がそろって会見し抱負を語った。今回のリニューアルコンセプトは「Social Living for LIFE CREATORS」。暮らす、働く、訪れることのゆるやかな交差から生まれる、新しいライフスタイルに根差した〝私らしい暮らし〟の共創拠点にする。明治屋はシニア層、ライフは若年層を顧客にもち、川村取締役は「相乗効果で施設を盛り上げてほしい」と期待を寄せた。
また磯野社長は、開口一番「明治屋は、リアル店舗を追求し続ける」と宣言。近年同社も展開するネットスーパーの存在感が高まっているが、そのためにはリアル店舗が輝き続けなくてはいけないと考える。恵比寿ストアーではお酒を使った「大人のジャム」など限定品も多数ラインアップし、「新鮮な発見にワクワクし、一瞬一瞬にトキメキが生まれる場所を提供する」と意欲的だ。
岩崎社長は「セントラルスクエア」の未来像について語り、リアル、ネット、オーガニックのビオラル業態が垣根を超えてシームレスでつながる新しいスーパーの形を模索する。恵比寿ガーデンプレイス店は都市型店舗として立地条件は申し分なく、「社運を賭けた店舗」と今後の試金石と位置付ける。これまでの知見の最大限の活用、今まで以上の価値提案、サービスで成功へ導く。
「フーディーズガーデン」サイト
https://gardenplace.jp/special/foodiesgarden/
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