茶系飲料のリーディングカンパニー目指す
コカ・コーラシステムは、緑茶ブランド「綾鷹」の本格ラテシリーズ第2弾「綾鷹カフェ ほうじ茶ラテ」(440mlPET/146円、280mlPET/139円)を4月4日から発売する。
昨春から展開する同シリーズは、京都・宇治の老舗茶舗「上林春松本店」と、スペシャルティコーヒー専門店「猿田彦珈琲」が監修する。第1弾「同 抹茶ラテ」は、抹茶をしっかり使った濃厚な味わいが支持され、発売から1年で累計出荷本数が1.4億本を突破し、2021年の抹茶系飲料市場で売り上げ金額ナンバーワンを獲得するヒット商品となった。
「ほうじ茶ラテ」も、抹茶の原料となる碾茶(てんちゃ)を一部使用するなど国産ほうじ茶粉、上質なミルクといったこだわりの素材と独自製法でコクのある濃厚な味わいに仕上げた。発売の翌日からは、ブランドアンバサダーの吉岡里帆を起用した新テレビCM「綾鷹カフェ『カフェにしますか』ほうじ茶ラテ」篇も放映する。「綾鷹カフェ」をコーヒー、紅茶に次ぐ、日本茶を使った〝ラテ第三極〟の確立を目指す。
「綾鷹」は今年発売15周年を迎え、ブランド活動テーマに「前進と革新」を掲げる。「綾鷹」本体は、発売当初から訴求する「急須で入れたお茶」を再定義。新コンセプト「急須でいれたように、ゆっくり、ていねいに、茶葉がひらくことで、緑茶本来の香り立つ旨みが楽しめる緑茶」のもと、4月4日から中身はそのままに茶葉が急須で舞うようなパッケージデザインにリニューアルする。「綾鷹カフェ」とともに若年層、緑茶のライトユーザーに向けた提案を強化する。
日本コカ・コーラマーケティング本部コーヒー・ティー・スポーツ&ウォーターカテゴリー事業本部長の小林香予氏は、3月22日に都内で会見し「茶系飲料市場におけるリーディングカンパニーを目指す」と宣言した。同社には「綾鷹」をはじめ、昨年発売し好調な「やかんの麦茶 from 一(はじめ)」、さらに「爽健美茶」「紅茶花伝」「からだすこやか茶W」と多彩な茶系飲料を擁する。飲料へのニーズは嗜好性、健康感、止渇性があるが、茶系飲料は全てのニーズを満たす。今後は、コカ・コーラならではのラインアップをフル活用し、きめ細やかなニーズの対応、新商品によるマーケティングで囲い込みを図る。小林部長は特に味わいと健康を重視した戦略を構想しており、「生活者を潤い続ける存在でありたい」と抱負を語った。
会場では「綾鷹カフェ ほうじ茶ラテ」を監修した、上林春松本店の15代上林春松氏と猿田彦珈琲の大塚朝之代表とのトークショーも開催した。商品開発はオンラインで行い、不安もあったが上質な味わいが出来上がった。上林氏は「ミルクに負けないほうじ茶を作り出すことに苦労した」とエピソードを披露すると、大塚代表は「まるでカフェのような味わい」と太鼓判を押した。また濃厚な味わいの「綾鷹カフェ」を使った、スイーツも紹介された。
「綾鷹」ブランドサイト
https://www.ayataka.jp/
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