THE FOOD WEEKLY

TOPICS 環境 小売

環境月間でトップバリュのオンラインイベント/イオンG

投稿日:

消費者からのあらゆる疑問に回答

イオントップバリュは6月11日、環境月間に合わせ「トップバリュ with our planet 2021」をYouTubeでライブ配信。消費者参加型のオンラインイベントで、イオングループとしては初の試み。

二児の母タレント・鈴木あきえさんをMCに招き、トップバリュ愛用者「イオニスト」の4人とともに、同社のサステナブルへの取り組みや環境に配慮した新商品を紹介。イオニストやTwitter参加の消費者からの質問に回答したり、開発してほしいトップバリュ製品についてのディスカッションも行った。

環境配慮型商品のQ&A「教えてトップバリュ!」では、人気商品のパッケージにはどのような環境配慮がなされているのか、リサイクル原料からできるマイバッグの強度、リサイクルの仕組みなど質問が相次ぎ、イオントップバリュ担当者がたじたじとする場面も。

「イオニスト」が素朴な疑問や鋭い指摘も

イオングループでは環境活動の注力点として、持続可能な原料産地の保全、フェアトレードの推進、使い捨てプラスチックの減少に取り組んでいる。質問の回答にはバイオマス原料によるフィルムや容器の活用を紹介。また、リサイクル原料によるマイバッグは、5㎏のコメにも十分耐えうる強度があることを説明した。さらにバッグの原料は、流通過程で商品を乗せた台車を包む大型のラップで、このラップを3t集め製造することを明かした。このほかプラスチック容器から、FSC認証を得た素材のパッケージに変更することで、プラスチック使用を8割削減。2倍巻きのキッチンタオルは積載効率が良く、車両削減につながっている。

「こんなトップバリュあったらいいな!」としたパネルディスカッションでは「生鮮トレーはなくせるのでは」「スライスチーズのフィルムはなくせる?」「環境配慮の商品を子供に伝えるには」などの声が上がった。一部のトップバリュ商品では鶏肉などノントレー商品があり、現在も開発が進んでいる。スライスチーズのフィルムもバイオマス素材へのシフトを検討中。子どもへの啓発はバーコードスキャンで情報発信しているほか、環境活動を分かりやすく解説した絵本も作成。また「シャンプーや洗剤の量り売りは可能か」の問いには、ヨーロッパでは既に実施している店舗があり、国内ではイオンが先駆けて実現するとした。

【出演者(敬称略)】イオニスト/くぅちゃん▽臼井愛美▽海老原葉月▽ヤギコ。イオントップバリュ/ブランド&コミュニケーション本部・和田浩二▽商品開発本部・増岡理恵▽同・三浦涼

WEB先行記事

-TOPICS, 環境, 小売

Copyright© フードウイークリーWEB|週刊食品 , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.